サラフィアー

ミステリと言う勿れのサラフィアーのレビュー・感想・評価

ミステリと言う勿れ(2022年製作のドラマ)
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あらすじ(フジテレビHPより)主人公・久能整(くのう・ととのう)は、天然パーマにコンプレックスを持つ、友だちも彼女もひとりもいない、カレーをこよなく愛する大学生。社会で「当たり前のこと」として流されていることに常に疑問を持ち、とことん考え抜く性格で、膨大な知識と独自の価値観による持論をあざやかに展開します。たとえ周囲で何が起きていようとも喋らずにはいられないため、「うざい、面倒くさい」と言われ続けて生きて来た青年です。(https://www.fujitv.co.jp/mystery/introduction/index.html)

原作をイッキ読みした後にドラマも鑑賞。
ちょっと原作があまりに良すぎてうーん…となるところもあったけど、限られた時間の中で実現可能な話をうまく繋ぎ合わせられてるなあ!と思った。

特に良かったのはやはり第1話。薮さん演じる遠藤憲一さんの演技力がずば抜けてて…
整に事件の全貌を詳らかにされていく様子がもう迫真で素晴らしかった。
このエピソードに関しては遠藤憲一さんのおかげで原作よりさらにドラマチックになっていた気がする。
すごいよ、遠藤憲一さん。

整くんは1話目語気が強すぎてこれは久能整なのか…?と不安になったが、話数を重ねるうちに整くんに見えてきた。特に「炎の天使」の部屋に入ってきた時の表情とか良かったですね。(「炎の天使」の話好きなんですよね)

あとかなり違和感のあった改変は風呂光の位置付けとキャラ。
整のことちょっと好きみたいな感じ出すわ、捜査に巻き込みまくるわで、、原作だともっとプロ意識高くてそんなにすぐ整を頼ろうとしないんだけどなあ…
1話の原作の流れもあり、社会が女性に求めているポジションから脱却しようとしているはずなのに、なんか恋愛に絡ませられているのがうーん…

あとはライカさんそんなすぐ退場するなんて…時間制限あるのであれだけども、、彼女の背景とかが結構駆け足だったな。。もっと整くんとのほっこりおでかけを見せてくれ…

ラストシーンじゃなくても人の心が動いた時に流れるKing Gnuにちょっと笑いつつも気付いたら口ずさんでました。いい曲ですね。