骨太サスペンス。
戦犯の無実が証明されたばかりの元兵士が、身に覚えのないことで再び追われる身に。彼は取調べで自分の記憶と異なる監視カメラ映像を見せられ愕然とするが、果たしては真実は？女性刑事が真相解明に挑む。全8話。
このドラマの見どころは、世界で懸念される監視カメラ依存への恐怖を描いてるところ？
何も信じられない恐怖、監視カメラを駆使した追跡、先が予想できないスリリングな展開などはとっても見ごたえ有り。
舞台となったロンドンは、監視カメラが多いことでも有名。設置台数のランキング調査（2020年）では、1位：北京115万、2位：上海100万、3位：ロンドン62.8万、ちなみに日本TOPは東京4万（らしい）。
中国は人民監視、ロンドンはテロ対策で犯人特定のためと聞くと、日本の治安の良さを再認識、そんなに増やさなくて良いです。
ドラマは面白いが、ここに書き留めたいキャストは少ない。
主演の警部補レイチェル・ケアリーを演じるホリデイ・グレインジャーは、BBC制作ドラマでは私的には珍しく美形で、正義感が強く野心もあって有能な刑事を熱演。まさにクールビューティー。あと、最後の方で出てきた政府側組織の幹部？ジェシカ・モロリー役のファムケ・ヤンセンは、X-MENの初代ジーンですが、雰囲気変わり過ぎで最初気付けず、ちょっと残念。
「監視社会」をテーマにした傑作ドラマに「パーソン・オブ・インタレスト」（2011年）があるが、こちらはまだ近未来感あったけど、この作品は近未来ではなく、技術的には既に可能でもしかして既に？って話で、自分のスマホの位置情報機能はやっぱりオフった方が良いのか、それ自体意味あるのか？いろいろ考えさせられる・・・
それでも、シーズン2が待ち遠しい！！
