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宮本から君へのkeeper7のレビュー・感想・評価

宮本から君へ(2018年製作のドラマ)
3.5
原作既読。
原作の新井英樹氏と作品を知ったのはまだ最近で、氏の「ワールドイズマイン」を読んでぶっ飛び、現在順不同で著書を読んでいる最中。
興味を持ったのは、えげつないSex描写やバイオレンスが新井作品の特徴と知ったから。
「宮本から君へ」も「スキャッター」の後に読み始め最近読み終わったばかり。そして映画化の事を知り、ドラマ版もあった事を知って鑑賞。

ドラマ版の第一印象はよくここまで原作キャラのイメージに近いキャスティングが出来たものだという感心だった。
ストーリーもほぼ漫画原作通りで安心して観れる。
新井作品に共通して言えるのはファンタジー部分を除けば人物の行動がリアルすぎるところ。そうそう!と言うより、あ、自分と同じだとなる感じ。「宮本~」はサラリーマンが主人公のため設定上のファンタジーはないので尚更所々で宮本に起こる出来事に自分も経験した出来事が多く重なる。
宮本は決して好きなタイプの主人公ではない。
しかし起こる出来事の辛さや恋愛の楽しさは主人公を通してとても共感できる。

ドラマはまだ4話までしか視聴してないが、映画版で"例"の下りやバイオレンスがどう描かれるのか非常に楽しみだ。
てか描かれるのか?
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