1980年5月に起きた民主化運動を背景に、激動の時代を生きた若者たちの愛と友情を描いたヒューマン・ラブストーリー。迫りくる歴史の渦を知らないまま運命のように惹かれ合う2人と、彼らを取り巻く人々の恋と友情と家族が切なく絡む...
良かった。1話の雰囲気から引き込まれた。
タイトルに「青春」って入ってるけど明るくてキラキラした「青春」ではなくて、全力で生きて全力で運命に抗って一生忘れられない輝かしいけど儚い時間を指している気がした。
家庭環境に悩みを抱えて抗うことを諦め、息をひそめるように生きてきた2人が、5月という最も彩りのある季節に出会って最も幸せな時間を過ごして....。「この日にこの街にいなければ…」と何回も思わされた。
最後の手紙のシーンも盛大に泣いた。
あの時、光州に行かなければ・・・
あの時、ミョンヒに会わなければ・・・
あの時、ミョンヒの手を離さなければ・・・
でも、そのすべてが僕の選択だ辛い試練を僕に与えて欲しいとの祈りはあなたへの愛だった。
