初山田太一作品。面白かった。

数年前、日本映画専門chで放送したのをBDに焼いておいた。
明日からの『ばけばけ』予習に再々見。84年初放送時にも見ている。
ラフカディオ・ハーンと夏目漱石は数年だが帝大での教師生活が被っている。交流はなかったのだろうか？もしちょっとでも有れば朝ドラで見たいな。ヘルン先生も漱石も日清日露に浮かれる富国強兵ニッポンに危ういものを感じていたのではなかったか？
このドラマでは熊本中学の教頭、伊丹十三がその富国強兵を肯定するニッポン人を実にイヤらしく演じている。セツの弟、柴田恭平は中身の無い軽佻浮薄男を演じると絶品。
逆に昔の日本人の良さを体現するのが西田先生(小林薫)であり、養祖父(加藤嘉)であり、なんと言ってもおせつ(壇ふみ)である。
主人公のジョージ・チャキリスと檀ふみは生涯最高の作品ではないか？
最近、YouTubeや地上波TVに氾濫する「ニッポンシュゴイ」ポルノなんか見るより、このドラマを見て日本人はよく考えるべきだよ。
ヘルン先生がカエルや蝉に言及し、ジャンボタニシと言わないでくれてホント良かった‼️

過去記録

多分、死ぬまで忘れないであろうドラマ
そうか…脚本は山田太一だったんだ！！

もう一度観たいな