留さんの映画レビュー・感想・評価

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METライブビューイング2022-23 ワーグナー「ローエングリン」(2023年製作の映画)

5.0

I:強烈!素晴らしい!!!演出と衣装のコンセプトがバッチリ。《パルジファル》と同じなんだと。
1幕のラストでここまで興奮、感動したことはなかった。合唱がとにかくすごいし、衣装のガウン、マントの裏地の色
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摩天楼(1949年製作の映画)

5.0

ポピュリズムが横行し、1人1人の国民が自分の頭で考えない奴隷化した現在の日本を先取りしている。
1人の人間が全体の、組織のコマになってはいけないという共産主義、全体主義批判であり、みんな一緒の横並びを
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ゴジラ FINAL WARS(2004年製作の映画)

1.0

仮面ライダーでしょ?ゴジラじゃなくて。
音楽も腐ってます。見ていて恥ずかしくてウンザリ。
ゴジラ映画史上最低最悪のクッソつまらない悪作。
ただアンギラスが球になるのは新鮮。アルマジロだったんですね。
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空に住む(2020年製作の映画)

1.0

一昨日、昨日と多部未華子の《私の家政夫ナギサさん》をず〜っと見ていた。仕事するには有り得ないファッション、アクセサリー、リアリティ皆無のドラマ設定等々も可愛過ぎる多部未華子を見てるだけで全部許せる。>>続きを読む

ラ・ボエーム(2008年製作の映画)

1.0

違和感しかない映画化。
音楽が始まる前に色を抜いたモノクロ映像でパリの雑踏を描く。ここがまずチャラいしクサい。あの少年は何?無駄なことすんな!
プッチーニは前奏曲とも言えない一筆、数秒の音楽だけで19
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スーパーマン(1978年製作の映画)

3.3

4Kだが《浮草》ほど美しいとは感じなかった。
NHKのせいか冒頭の素っ裸の赤ん坊の股間にボカシを入れてるのが笑わせる。
合成や模型がちゃちとか、クリプトン星や北極のセットがシラけるとか、時間を戻す唖然
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チャタレイ夫人の恋人(2015年製作の映画)

2.5

Jed Mercurio 監督 脚本
Holiday Grainger コンスタンス・チャタレー
Richard Madden オリヴァー・メラーズ
James Norton クリフォード・チャタレー
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リストマニア(1975年製作の映画)

3.0

装置、衣装、美術が素晴らしい。

開巻、裸のリストが裸の女の両乳首にキスしてるのだが、メトロノームに合わせて頭を右左に動かす。テンポがアンダンテ→アレグロ→アレグレット→プレストと変わり動作が激しくな
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楽聖ベートーヴェン(1936年製作の映画)

1.5

キネノートには登録できない。
アベル・ガンス 貝多芬传
楽聖ベートーヴェン
Un grande amour de Beethoven “L’immortelle aimée”
2007年だった
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モンティ・パイソン/人生狂騒曲(1983年製作の映画)

4.0

22歳長男に見せた。
30年近い昔、付き合ってた女房(まだ結婚するなんて決まってなかった)にも見せた。それ以前にもある人に見せたことがあったが、その人は「なんでこんなもの見せた?!」と激怒していた。
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.9

28年ぶり2回目の出会い。
1回目もラストでおじさんとゲデバンが出会い、膝を曲げ腕を広げて「クー!」と挨拶するとこで、不思議な感動があったが今回もちょっとウルっときた。
この最後に最初のシーンがそのま
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ガス人間第1号(1960年製作の映画)

3.5

八千草薫の代表作であるばかりでなく、このテの特撮怪獣or怪奇映画のベストではないか?脚本にきちんと芯が通っていてブレがない。
般若の面をかぶって踊っていた人が面を外すと信じ難い美しさの八千草薫のアップ
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早春(1956年製作の映画)

3.8

《お茶漬の味》同様、壊れていた夫婦関係が修復再生するお話。ただあっちより問題ははるかに深刻でここでの夫、池部良は淡島千景という妻がありながら、岸恵子のきんぎょに誘惑され妻を裏切ってしまう。
●岸恵子が
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風の中の牝鷄(1948年製作の映画)

4.0

もっと早く見ておけば良かった!体を売った妻をいびり抜く夫の暗い話だと思ってたがそんなんじゃない。
田中絹代すごくいいし、もじゃもじゃヘアスタイル、無精髭、だらしないネクタイの佐野周二もいい。「麦秋」の
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戸田家の兄妹(1941年製作の映画)

4.5

このDVD安いから文句は言えないが音がひどい。ノイズが大きくてセリフが全然聞き取れないところが何箇所もあり、脚本でセリフを確認しながら見た。

この映画が公開された1941年3月1日の数日後、治安維持
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長屋紳士録(1947年製作の映画)

4.3

9枚セットの小津DVD、
一番短い72分の今作をまず見たが、実に素晴らしい!
親と子の愛情じゃなく、アカの他人の子供の面倒を見る羽目になった初老の女のその子に寄せる愛情、愛着を描いているが、親子愛にと
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話の話(1979年製作の映画)

4.0

84年にタルコフスキーを初めて見てのめり込めた原因はこれにあったのでは?LDで何度見ただろう?100回は見てると思う。ノルシュテインの特にこれが好きだったから「ノスタルジア」にすんなり入り込めたのでは>>続きを読む

女王陛下の007(1969年製作の映画)

3.9

ショーン・コネリーの007とは随分違う。
ここでのジェームス・ボンドはお洒落=ファッショナブルだし男臭くない。ジョージ・レーゼンビーの胸毛はショーン・コネリーほど濃くないし、スタイルも素晴らしい。
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007/カジノ・ロワイヤル(1967年製作の映画)

2.2


昨日見たクレしんの《新婚旅行ハリケーン失われたヒロシ》同様、とっ散らかり過ぎて焦点が定まらない。おふざけが過ぎてかえって笑えない。
笑えるとこもある。ウッディ・アレン(デヴィッド・ニーヴン 初代ジェ
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.0

MGM、コロンビアのロゴもモノクロでボンドの最初の殺人が
描かれ『00ナンバー』が付与される開巻シークエンスもモノクロ。
カラーになってウガンダでのテロリストの追っかけシークエンス、20分ほどだが、こ
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アントニーとクレオパトラ(1971年製作の映画)

1.0

アニメラマ《クレオパトラ》に劣るとも勝らないつまらなさ。チャールトン・ヘストンが脚本、演出に手を出したのが大間違いのもと。
演出、編集、撮影、音楽、美術、下手過ぎだし、クレオパトラ役にまったく魅力がな
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クレオパトラ(1963年製作の映画)

3.3

昨日、前半。今日、後半、一気に見通せた。
後半、海戦前はちょっとダレるがもっと長くてもいいとさえ思った。4時間11分だったかな?
紀元前のエジプト、ローマが総天然色の豪華絢爛の絵巻物のように展開される
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クレオパトラ(1970年製作の映画)

1.5

おそろしくつまらない。そもそもストーリーが追いにくい。
ローマ時代のクレオパトラ、シーザー、アントニウスらの話、史劇なのに未来人の精神をローマ時代のエジプト人に送り込むというSF設定が持ち込まれる。な
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千夜一夜物語(1969年製作の映画)

2.5

アニメなのに静止画が多過ぎるし、実写と合成するのは違和感しかない。
当時の有名人に声をやらせるのも志が低いと思う。
青島幸男はまだいいよ、でも北杜夫だの遠藤周作なんて声聞いて当時の観客は分かったのかね
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

2.5


安倍政権が長期に続く中で様々な問題が噴出し民主主義が壊され、メディアが恫喝され腐り、庶民=税金を払っている主権者が一部の権力者、「上級国民」に踏みつけにされてる中で制作された、それも安倍晋三のお友達
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007/トゥモロー・ネバー・ダイ(1997年製作の映画)

3.9

実は切なくなるような、胸が詰まるシーンがある。
ボンド映画でそれを感じたのは唯一《女王陛下の007》のみ。
これの最終盤でのボンドと中国諜報員ウェイ・リン(ミシェル・ヨー)とのキスシーンで。あれは実は
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007/ダイ・アナザー・デイ(2002年製作の映画)

2.9

《トゥモローネバーダイ》に続けて見たので、余計に酷さが気になる。北朝鮮が敵だからといって何してもいいわけじゃないでしょ?彼らも人間ですよ。いや人間じゃないのか?死なないもんね。整形して別の人間になって>>続きを読む

007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999年製作の映画)

3.9

地上波吹き替えよりはるかに面白い。
ボンドがロシア人科学者に化てカザフスタンに行く。米国人核物理学者クリスマス・ジョーンズ(デニス・リチャーズ)からロシア語で『なぜそんなに英語が上手いの?』と聞かれ、
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ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年製作の映画)

4.5

普段、家で見る映画はすべて録画したものを再生して見ているが、これは放送と同時に録画せずに見た。昔、録画したのをディスクにして所有している。
NHKも粋なことをしてくれる。アメリカ社会について批評精神が
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大怪獣出現(1957年製作の映画)

3.0

怪獣はカタツムリが放射能で巨大化した設定だが、どう見ても顔がヤゴっぽいし、殻を背負って動かないし軟体動物ぽさがまったくない。
大昔の《ウルトラQ》のナメゴンの方がずっといい。ただ劇中で挿入されるカタツ
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

1.0

ここで描かれるタイの金持ちの子女達、こんなエネルギーかけて仮に留学できたからってそれでどうなるというのだ?
麻生や安倍のように海外留学したという「経歴」がつくだけだろうに。
学力、才能があるクリーニン
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.7

アメリカの銃規制法ってどうなったんだっけ?今でも通販で簡単に買えるんじゃなかった?
この映画、銃規制vs銃OKのロビー活動の戦いに見せていて、最後にアメリカの民主主義を問い直すとこにまで持っていく展開
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ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

1.0

臭作!

硫化水素の臭いのする映画。クサいです。
東野圭吾の原作未読。そもそも東野圭吾って読んだことない。
「嵐」というのも知らない。
主人公らしき人(「嵐」のメンバーらしい)が大学教授に見えないんで
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二十四の瞳(1954年製作の映画)

4.0

高峰秀子の『わたしの渡世日記』、『高峰秀子 かく語りき』等を読み彼女の映画が見たくなった。クライテリオンDVDがあるのだが探すのが面倒なので、Netflixに頼った。
なんとNetflix版はデジタル
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エクスカリバー(1981年製作の映画)

3.0

モンティ・パイソンの方が好みだし上出来


40年ぶりの再見。見たくてたまらなかったもの。
オープニングのタイトルクレジットで銀色に輝く大文字の“EXCALIBUR”というタイトルが出るとこで《ニーベ
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レベッカ(1940年製作の映画)

4.0

実は子供の時に見ている。怖いダンバース夫人のアップしか覚えてなかったが。
2010年に帝劇でミュージカル版《レベッカ》も見た。
ミュージカルでも映画同様、モンテカルロでの私(ジョーン・フォンテーン)と
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