42歳から終活

AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章の42歳から終活のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「SATC」のシーズン6での幕引きが大好きで、この作品を見ようか迷った挙句見ることを決意してU-NEXTに加入して4ヶ月。

SATC作品を全て見返しての視聴開始。
1シーズン10話しかないのがなんとなく物足りないのではないか?1話ずつ大切に見ていこうと思ったのにサクサクと進めて見てしまった。

前回の映画から11年後の2021年のコロナ禍明けのニューヨークが舞台。
ビッグと2人で変わらない生活を送るキャリー。ポッドキャストの配信者をしている。
スティーブとブレディと3人で暮らすミランダ。ブレディの彼女も入り浸っていてる。
弁護士を辞めて大学生をしている。
ハリーと年頃の2人の娘と一緒に暮らすシャーロット。
キャリーと仲違いをしロンドンで暮らすサマンサ。
4人がそれぞれの事情を抱えながらもそれなりに自分の場所で生きてきた。
1話目でビッグがキャリーの腕の中で心臓発作でなくなる。
そこからのキャリーの1年を丁寧に描いている。
重く辛い空気感で「SATC」とは違う時間の流れ方をしている。この作品の中には、私が20代の頃に憧れていた30代の彼女達は当たり前だけどいなくてそれがとても寂しかった。
夫と2人暮らしで不満もなくささやかな幸せを噛み締めてる私。特に大きく変わりたくもなく今のままがいい私。でも夫がいなくなったら変わらざるを得ない現実を思い知らされた。
彼女達より10歳年下の私の未来。10年後の未来が少し不安になった。

5話目でキャリーがヒールを履くシーン。
最終話ドレス姿でパリでビッグを散骨するシーン。
キャリーの中の儀式が私を元気づける。
今までも、自分の中の儀式を踏んでここまでやってきたんやからきっときっと大丈夫。

最後のエレベーターの中でのキスシーンは、数学教師とのデートがあったから進めた事。あのデートも無駄じゃなかった。彼とはそうなる感じしてた。
これぞ私が見てきた「SATC」のキャリー。

シーズン2も楽しみ。
全体的に私にはポリコレがちょっとしんどいかな。