ガルベス

ピースメイカーのガルベスのレビュー・感想・評価

ピースメイカー(2022年製作のドラマ)
4.7
やはりジェームズ・ガンは天才!

「スースク」での共感度ゼロだったピースメイカーに感情移入しまくることになるとは夢にも思わなかった。

トロマ感溢れる緩さとグロさが全開で、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を彷彿とさせるバラバラな個性が徐々にチームとなっていく行程、そして何より星野源の「逃げ恥」の恋ダンス以来ではないかと思ってしまう位にあまりにキャッチーなOPなど多幸感に満たされつつも、主人公の過去のトラウマとの対峙も描かれるなど奥行きもあって文句なしの大傑作。

ラスト付近も素晴らし過ぎで、終わってほしくない気持ちでいっぱいになった。



ジョン・シナに関してはプロレスラーとしてのデビュー当初から王座に戴冠して以降の数年間を見届けていたが、ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)やスティーブ・オースチンといったWWEの二大カリスマがフェードアウトした後に、若くして無理矢理プッシュをされてヘイトの対象にされ割を食った印象がある。
駆け出しの頃は、イケメンマッチョだが「ワル学の博士」キャラとして大言壮語を吐くものの実質が伴っていないバカヒールとして超魅力的だったのだけど、本作によって本来なり得るべきだったジョン・シナを転生させてくれたように思う。
プロレスラーとしてのシナには関心が持てなかったが、俳優としてのシナの今後には期待しかない。
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