中田

アンブレラ・アカデミー シーズン1の中田のネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

まずヴィジュアルがいい。
世界観も、それを形作る建物、音楽、キャラクター、何もかもが美しい。

そのヴィジュアルだけで言えば星5だと思う。


だけど個々のキャラクターが良くてもそのキャラクター同士が絡んだ瞬間に一気に見ていてきつくなる。

ヒーローパワーを持っていたとしても、結局はパワーを持った人間だということをこれでもかと言うくらい見せつけられた。
そして人は簡単には変われない。

きっとそういう"人間らしさ"がいい意味でも悪い意味でも詰め込まれすぎているアンブレラアカデミー。
シーズン2のあの水槽頭の人が気になってしょうがないので次も楽しみ。






以下、演出とわかっていてもキツかったことへの愚痴。


能力を持たないとされてきたヴァーニャを下に見続け、会話に入れることすら拒む。僕達は特別だがお前は"普通"だと下卑する。それは子供というある意味残酷な存在だからこそまだ理解出来る。
到底許されるべきではないが。

だがどうだ、大人になった彼らは今もそうやって拒み、見下し除け者にする。
それは家を出たことがない、世界を知らないルーサーには顕著で、でもそかの家族もみんなそうだ。

父親がヴァイオリンを渡したのはヴァーニャだった。それはとても意味のある事だったが、そのヴァイオリンの価値を果たしてヴァーニャ、そして家族は理解していたのだろうか。

ヴァーニャに向き合うことをやめてしまったのが黙示録の大元でもある。

ヴァーニャに感情移入してみていた私にとっては本当に胸が苦しくなる話ばかりだった。

というかこの家族はお互いにお互いを信じなさすぎる。
ヴァーニャは除け者にされていた。
だからその対比として他の家族はしっかりと繋がりがあるとかでもない。
みんなが昔からバラバラだった。
みんな、昔から変わらず身体だけが大きくなった大人の集まりだ。

互いを信じれないからこそ失敗している、ということを作中何度も何度も経験しているはずなのに一向にその失敗に気づけない。
アリソンが最初だったがそれでも遅すぎた。

あとは演出が少しだれる。
テンポが悪く感じてしまう。これなら1時間じゃなくても45分とかでもいいかなと思ってしまった。
1度見たからにはせめてシーズンの最後まで見たいと思って見たけど、正直途中からは家族がお互いを信じなかったり、ルーサーのあまりにも要らないくて最低な言動のせいで心が折れかけた。



この家族にはスーパーパワーで補えないほどの欠点があるが今後のシーズンでその欠点がすこしでも早く消えてくれることを願う。
ほんとに。
ルーサーは殴っても殴り足りないし中指立て続けたい。



あと個人的にはクラウスとベンがいいキャラしていて好き。