marie

DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機のmarieのレビュー・感想・評価

4.7
アメリカにおけるオピオイド問題、
製薬会社による恐ろしい重罪を描いたドラマで、本当に見て良かった。

思うところがありすぎて、レビューとして簡潔にまとめきれない。

もちろん金儲けのために麻薬を売りまくったサックラーは悪魔的だけど、
オピオイドによる乱用被害がここまで広がってしまった背景には、医療制度、社会格差、政治的癒着や、薬であらゆる不調を解決したり、遊びとして薬を飲むことに抵抗のないアメリカの薬文化など、様々な要素があるんだと思う。

なぜパーデュー社のクソ豚どもは、
オキシコンチンを飲まないのか?
奇跡の薬だと言って売るのなら、
自分も常用して証明すれば良いのに。
訴訟につぐ訴訟、隠蔽と自己弁護で、
さぞかし頭が痛い毎日だろう。

オキシコンチンによって命を落とした
全ての方、ご遺族の無念が少しでも
晴らされ、その「痛み」がやがて
今よりも小さいものになっていくように。
marie

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