marie

ウォッチメンのmarieのレビュー・感想・評価

ウォッチメン(2019年製作のドラマ)
4.6
素晴らしかったです。

ウォッチメンが大好きで何度も見ていた。原作も、もちろん映画も両方。だけどどこか閉塞感があった。時代の価値観に縛られたストーリーや、Dr.マンハッタン、オジマンディアスという「超人」たちにWatchされている人間の限界。
それが真理だと、いわばマゾ的に受け入れながら作品を愛していた。

オリジナルの35年後を描いたこのドラマ版は、そこから私達を引っ張り出してくれたような気がする。

卵を割らなければオムレツは作れない。

何事にも終わりなどない。

無力で間違いだらけの人間が「神」に立ち向かうとしたら、その勝機はどこにあるのか。

不確実性に賭けて、変化を恐れずに行動する意思。それだけが、超人をも凌駕し得る人間の可能性だと思いました。

我らがロールシャッハも大暴れ!
彼のメモリアルと言ってもいいぐらい、ロールシャッハ愛に溢れた作品でもありました。
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