Disney+で鑑賞。
鎮痛剤の品質不正を隠蔽するための政府当局との癒着、医者も専門家も抱き込んだ多売による社会的薬物依存、いわばファーマ版ナルコスて感じでめちゃくちゃ怖い…役員や末端の営業に罪を被せつつ、資産の限りを尽くして合法的に社会を麻痺させていくサックラー一族、これが実話だというのが本当に恐ろしい…
患者、医師、検察、経営陣それぞれの視点で時系列を往来しながら話が進んでいくので、オピオイド危機の経緯や問題点についてよく理解できた。
流行り言葉で言えばSDGsやESGだけど、自分が今売ってるものが社会にどういう影響を与えているかについて真剣に考えるきっかけになり得るドラマで、消費者としても企業の社会的な害悪について無自覚でいることの危険性など含め、学びの多い作品だった…
実話をベースにここまで政府にも一族経営の闇深い巨大企業にも中指立ててドラマを作れる米国スタジオは逞しいっすね…
ボバと同じくらいこちらも宣伝されて然るべき作品
マイケルキートンもめちゃくちゃ良いです
