カウボーイビバップって聞いてまず浮かぶのは、菅野よう子の劇伴とスパイクのアクション。
劇伴は相変わらず最高。
アクションは全然カッコよくなかった。
VFXはかなり良いけど、アニメっぽくしたいのか知らんが、たびたび斜めってる構図は好きじゃない。
オムニバス形式の物語の豊富さや見やすさもアニメよりはない。
登場人物の見た目の再現は頑張ってるが、中身は結構な解釈、改変がされてる。
良くも悪くも、これによって失われた登場人物の魅力は確実に有ると思う。
でもビシャスとジュリアは結構好きかも。
早々に化けの皮が剥がされて、傲慢で小物すぎるビシャス。
男達の戦いのトロフィーにはならないジュリア。
この2人からミステリアスな部分が取っ払われたことで、なんだか惨めな男になってしまったスパイク。
この三角関係をどう終わらせたいのか気になる。
ジョン・チョーは歳いってるし微妙だなと思ってたけど、見続けてる内にダウナーな佇まいがカッコ良く見えてきた。
オリジナルを知ってるから気に食わない部分は沢山あるけど、嫌いにはなれないな。
打ち切られそうな予感もするし、さっさとシーズン2作ってケリつけて欲しい。
ただアクションはもっと頑張って。
まじでショボい。
アニメ並に動けと言ってる訳じゃなく、せめてもう少し、速く重く見せる努力をして。
