どんとこい侍

ユミの細胞たちのどんとこい侍のネタバレレビュー・内容・結末

ユミの細胞たち(2021年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

2023年5月、アマプラで視聴。

アニメパートの細胞たちかわいい!それぞれ役割があって性格が違うから、その人の性格を形成してるんだろな。 どういう思考や本能の結論で主人公がどんな行動に至るのか見ててすごく分かりやすいし、本当によく考えられてる。細胞村に刑務所があるのびっくりした、完璧主義だったり冷静で理性的な人ほどそうやって自分をコントロールしてるのをポジティブに表現してる。
ドラマとアニメの画面の切り替わりも違和感がなくてどっちかが置いてけぼりになることがない。むしろドラマパートがしんどい時でもアニメパートがかわいいから癒される。私はファッション細胞が好き!

何かで「30歳のときの環境や仕事で女性の性格は確定される」って聞いたのを思い出す。ルビは年下で(多少うざくても)色んな人に構ってもらえるしまだ素直さだけで生きてる、天真爛漫で味方だと楽しく過ごせる。セイは関係が進まずこじらせてるし、賢くてプライドが高いから絶対に謝らない、女の嫌なとこ煮詰めて凝縮させた嫌味も繰り出してくる。ユミは社内でもベテランで客観的な視点も持ってるから本音と建前を使い分ける大人、冗談に本音を混ぜる釣り細胞がいるのも納得。だけど感情のレバーぶっ壊れて涙が溢れちゃう時もある。

女優さんのお芝居が上手いなぁ。韓国語分からないけど、表情で内心イライラしつつ傷ついてもいるのとか今ウンさんを愛おしいなって思ったんだな~とか細かい心理がすごく伝わってくる。
実家帰るとご飯の量ハンパない&ゴキブリ毛嫌いは日韓共通あるあるなんだ?!笑

他ドラマで申し訳ないけど逃げ恥の「2人を超えていけ」を思い出す。責めたり抱え込むんじゃなくて、2人の試練として話し合って色んな方向から意見と対策練って折衷案を見つけるとか目標に向かって一緒に戦っていくとかしないと長くはやっていけないよね。
ウンさんいい人なのになぁ…見栄を張らずにもっと本心とかこれからどうなりたいかを言い合えたら、結婚をゴールにせずともお互い唯一無二な存在として人生を共にできたのでは🥲‎自分が失恋した時よりも泣いたかもしれない…(2週目見た時は結末を知ってるから余計に泣いた)

物語終盤に「ここの主人公は1人」って自分の細胞が教えてくれるのすてきだな。ユミの人生はユミが主人公、常にユミが1位で自分自身のために生きてもいい、細胞たちはいつもユミと共にいて良き理解者であり1番のファン。私も自分の気持ちと内臓と人生を大切にしよう!食欲やホルモンやねんね細胞に抗えないこともあるって受け入れよう!笑