かたくり

最愛のかたくりのレビュー・感想・評価

最愛(2021年製作のドラマ)
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キャスト凄いな…あと宇多田ヒカルはずるいわ…
何か既視感あるなと思ったらNのためにね!


井浦新の最愛は吉高由里子だろうな…


緩急の付け方が絶妙でグッとくる…方言になる度キュンとする…向かい合う時は仕事で、横に並ぶ時は友達として…

井浦新のビジュが好みのは中堂さんのときのスタイリストさんなのね…納得…またアンナチュラル観たい…


5話
「記憶になくても記録に残っとる」

この優のセリフに何重もの意味を感じた。
記録に比べると、人の記憶ってすごく曖昧で儚いものだと感じた。その人がいた痕跡とか、記録は自然と残り続ける時代。実家も寮ものこっている。

これは個人的な話だが、自分が写っている写真をハサミで切るおばあちゃんを思い出した。
それは…記録には消えても記憶には遺るじゃない…

優の病気関係なく、人って忘れるもの。
忘れたくないから日記をつけるし、忘れたいから記憶を塗り替える。

記録したって、それらのほとんどは情報の海に溺れていく。記録した情報の全てを咀嚼していくことはできないくらいの情報社会も、記憶と変わらず儚いものかもしれない。

優が記録した殺害動画を手がかりに、新たな証拠を提示する加瀬さん…という展開を予想しときます。加瀬さんはきっと情報の海に溺れない人。

やっと会えた姉ちゃんのこと忘れたくないからってすんなり自首しようとするシーンで号泣でした…