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最愛のkのネタバレレビュー・内容・結末

最愛(2021年製作のドラマ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

サスペンス、ミステリーで重要視している動機が弱すぎて微妙な終わり方だと感じた。
最適解が思い浮かんでもそれを凌駕する愛の説得力、また他を思い浮かべる余地を与えないくらいの必然性の描写が必須なんだけど、それが感じられずに非常にモヤモヤした。
あれを愛ゆえにって言葉で片付けるのって短絡的で安直だと思うんだけど感覚ズレてるのかな。

加瀬さんがあの姉弟を愛してる説得力みたいなのが全く感じ取れなかった。
初めの時点で救急、警察に連絡でこんな悲劇にならなかったのに。
あれって庇ってるようで全然庇えてない。
りおにとっての加害者親に長年付きまとわれることになって、嫌でも事件のこと思い出すじゃん。
ずっと苦しみを引きずることになるわ、橘しおりにそのこと言及されるわで、最初に電話してればこんなことにならなかったのでは?という思いが拭えない。
弟だって結局記憶を思い出して苦しんでたし。
でも不起訴になった途端にケロッとして笑顔で勉強するわ!バイトもするわ!ってイキイキしだしたのすごい怖かった。
別に苦しみ続けろとは言わないけど、なんていうかそう簡単に割り切れるものなのか?と思いついていけなかった。
不起訴になったからってやったことがなくなるわけじゃないのに。
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