グッド・ドクター 名医の条件 シーズン4の13の情報・感想・評価

エピソード13
父と子
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あらすじ
クレアが幼いころに家を出て行った父親マイルス・ブラウンが現われる。末期がんと診断されたマイルスは、クレアに許しを請いに来たのだ。父の病状を知っても許す気になれないクレアだが、リムに説得されてマイルスの手術を行なう。一方、ダンス競技中に転倒、腹部を強打したボールルームダンサーのマヤは、パートナーのレオが心配性だから連れてこられたと話すが、後腹膜出血で緊急手術をすることになり…。
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SNOWEARTH

SNOWEARTH

このコメントはネタバレを含みます

ショーンが我が子に無関心で何も感情を抱かないのは自閉症のせいなのだろうか。ショーンが語る理由を聞いて驚いたが奥深い見解だ。 ショーン: 「まだ知らない相手に何かを感じるのは難しい。」 男性には女性ほど母性が強くない。母性とは無条件に愛情で包み込む性質だが、男性にはこの感情が女性と比べると薄いようだ。 ショーンの場合は母性の薄さの問題と自閉症が原因だと思っていたがそれだけではないようだ。 お腹にいる胎児について何も知らないから感情を抱かないようだ。 相手を知らないから何も感じないという問題提起が浮かび上がった。 とても興味深く考えつくこともない理由で面白い。 この理由はショーンがクレアとの会話で今の自分に足らないのは我が子を知らないことだと理解した。ショーンは我が子を知るために発育測定に参加する。そして心音を聞くことで我が子との繋がりを感じて愛情が溢れる満面な笑顔になる。 相手を知ることの大切さを問う内容で人生の糧になるような考え方だと思う。 クレアの物語でも同じく知ることの大切さに焦点を当てている。 クレアの音信不通だった父親が現れるが幼少期に姿を消してしまった父を憎んでいる。父親は許して欲しいようだが、父親の行動は浅はかで愛情がなかった行動だから自業自得だ。 そんな父親でさえもクレアは許してしまう。父親の言葉を信じたのだ。姿を消したことを後悔しているし、今でも愛している。クレアは気づくのだ。自分が憎んでいるのは姿を消した父親であって、今目の前にいる父親は昔とは違うかもしれない。クレアは自分のことを愛しているという父親を知ろうとする。そうすることで過去から解放されたように思える。本当に心優しい女性だ。父親にはお願いだからクレアを傷つけないで欲しい。クレアが笑顔で幸せになるような物語展開になることを期待したい。
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あお

あお

ショーンとクレアは互いにいい影響を与えあっていてすごい。この関係が続けばいいのに…一方のパクとレズニックは学生時代の遊びみたいな関係性で見てて不安。楽しいのはいいけどこの先どうなるんだろう? 父になることの難しさ、ちょっと納得。繋がりを感じられない父親は、その姿を見るまでどこか他人事なのかもしれない。もちろん人によるとは思うけれど、鼓動を感じず身体に影響を与えもしない「胎児」は遠い存在と思ってしまっても仕方のないところはあるだろう。こういう見方を男性に対して今までできていなかったのでいい学びになった。 愛していること、セックスをすること、ずっと一緒にいること、人生を照らしてくれる存在であること、これらすべてがイコールで結べるものではないことを改めて突きつけられた。「愛している」のレベルはどのくらいか。これを見誤るケースも、あえてごまかしているケースも、きっと多いのだろう。
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