やんま

舞いあがれ!のやんまのレビュー・感想・評価

舞いあがれ!(2022年製作のドラマ)
3.2
初めての朝ドラがついに終わった。
歴代の朝ドラがどんなものかも知らず、一体これが面白い方なのかそうでないのかも分からない。とりあえず各章の感想を軽く。


五島編
長閑な土地で優しい人たちに囲まれながら自分と向き合っていく。朝の15分に丁度いいな、という感じ。

本章の立役者は間違いなく高畑淳子さん(ばんば役)。優しさと懐の深さを持ち合わせ、時には厳しく舞の成長のために尽くしてくれた、作中で誰よりも優しい人物。


なにわバードマン編
一気に時をぶっ飛ばして大学生になり、人力飛行機の制作、飛行を行うサークル「なにわバードマン」の一員に。スポ根だけどあまり熱くならなかった。

面白くなくはないけど毎日見るほどではないな、と1週間分ためて一気に見たりしながら視聴。この時点でもはや朝ドラ(本来の楽しみ方)ではない。


航空学校編
この章、すごく評判が悪かったけど自分は割とすき。朝ドラというものに慣れてきて、どういうスタンスで見ればいいのか分かってきたからかあまり苦痛ではなかった。

初期のギスギスした感じが良かった。クリスマスパーティー?(お好み焼き)とか卒業式前日の(水島が来てくれた)打ち上げなど、これ以降もだけどイベント回は毎回楽しい。


IWAKURA復興編
色々あってパイロットの道を一旦諦め両親の工場を手伝うことに。あれ?パイロットは?と思いつつとりあえず見る。とんとん拍子に進みすぎな気もしたけどある人物の急死には驚いた。

その後はなぜかカリスマ投資家になっていた兄の助けを借りつつIWAKURA復活。めでたしめでたし。

IWAKURAの挑戦&幼なじみのあれこれ編
父の夢だった航空機の部品作成を始める。
航空機用のボルト完成、スナフキン化して放浪していた貴司くんの長山短歌賞受賞、久留美の婚約のお祝いパーティーは良かったなあ。

IWAKURAの新規事業が全部舞のやりたいことになってたけどみんな熱心に取り組んでくれて優しい。お父さんが良い人だったからその影響も大きいんだろうけど、"社長令嬢のわがまま"とか普通に考えたら拒否できるはずがない。舞がまともな人間で良かった。色々あって兄は犯罪者となりブタ箱に。


その後
ここにきて貴司のファンとかいう、明らかに舞と貴司を結ばせるための都合のいい新キャラが登場し、彼女の活躍もありめでたくゴールイン。ゴールインから少し前の、五島組との再会といったの告白が楽しかった。

その後"こんねくと"という新事業を元新聞社の人と始めたけどこれ絶対いらんだろ。全然面白くなかった。

色々あって有人飛行機をかつての仲間たちと制作し、序盤の伏線を回収しておしまい。


長く続いただけあって、最終回ではそこそこの感慨深さがあった。それが半年見続けた対価に見合うかは、人それぞれだろうけど自分としてはちょっと厳しい。嫌なら見なければいいので完全に一視聴者のワガママだけど。

朝ドラがどういうものなのか大体掴めたので、大河ドラマ含め面白そうなのがあれば今後は見ていきたい。と思ったら早速次の朝ドラは浜辺美波さんが出るので絶対見る。
毎日顔を拝めるだけで朝からハッピーになること間違いなし!毎朝のルーティーンに組み込めるぐらい面白いといいな。
やんま

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