あちぴろ

D.P. −脱走兵追跡官−: シーズン2のあちぴろのレビュー・感想・評価

4.3
二つで一つの作品。
「グローリー」もそうだったが、12話ないし16話の作品を分けて放映することで中弛みなく楽しめる。意図してそういう作りなのか、評価が良かったので作ったのかは分からないが、この手法はある意味成功している様に思う。

前作シーズン1の最後、ゾロと仲間から呼ばれていた、キム・ルリ(ムン・サンフン)が銃乱射したその後を描く。

新キャスト主要3名。
イム・ジソプ役(ソン・ソック)の元妻、国防部検察団作戦課中佐でその後弁護士となったソ・ウン(キム・ジヒョン:「39歳」など)。
今シーズンの悪、陸軍本部法務室長准将ク・ジャウン(チ・ジニ:「サバイバー60日間の大統領」など)。
このおっさんこんなに身のこなしすごいの?高等検察部 軍捜査官 准尉オ・ミヌ(チョン・ソギョン:「アスダル年代紀」など)。

主に乱射事件のキム・ルリの話と、今回も軍隊内で起こった事件や、GPと呼ばれる最前線での地雷処理に関する上官死亡事件など胸糞の悪い内容。
上層部の隠蔽が明らかになるUSBデータを巡るジュノ(チョン・ヘイン)がいよいよ追う側から逃げる側へ。
11話(S2.5話)が熱い。

顔つきが悪人顔のパク・ボムグ(キム・ソンギュン)が泣ける。
こんなにいい上司いる?
最高すぎて泣ける。
「グリッド」の悪人役の印象が強すぎてどうにも馴染めなかったけど、素晴らしい役だった。
S1ではヒール側だったソン・ソック演じるジソプがS2ではガラリと変わって理解ある上司になっていたのも良かった。

残り除隊まで365日を切ったジュノと残ったジソプ、除隊したジュノの相棒ハン・ホヨル(ク・ギョファン)、収監されたボムグ。
彼らの今後を描くことが出来るならジュノの除隊までをS3以降でも描いてもらいたい。

(2023/7/28〜29)
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