あちぴろ

捜査班長 1958のあちぴろのレビュー・感想・評価

捜査班長 1958(2024年製作のドラマ)
4.1
あれから更に好きになったイ・ジェフン。
2023年の年末にこの世を去ったイ・ソンギュンをロールモデルとして尊敬していたと自身の受賞スピーチで語った彼の主演作。
2024年4月からディプラで配信。
まさかの全10話。

「模範タクシー」、「ムーブトゥヘブン」と演じる役で表情を変えるイ・ジェフンの明るく強く曲がったことが嫌いな刑事のお話。
なんでも、1971年から1989年まで18年間放送された「捜査班長」というドラマシリーズの前日譚だとか。

1958年、ソウルにまだ米軍基地が残っている時代。煌泉から来た牛泥棒検挙No.1の刑事とその部下たちの活躍を描いたドラマ。
現代のような携帯電話もパソコンもない時代に腐敗した権力に立ち向かう姿が格好いいし、仲間と上司を信頼して悪人や官僚、署長にも噛み付く姿が心地よい。

イジェフンがかっこいい。
当時の衣装を再現しているんだろうけど、スタイルの良さからか古くささを感じない。
最後に妻からもらうトレンチコートがめちゃくちゃ渋い。バーバリーなんかな?笑


【キャスト】
❇️イ・ジェフン(パク・ヨンハン、煌泉からきた牛窃盗犯検挙理率一位の刑事):「シグナル(未見)」、「模範タクシー」シリーズ、「ムーブトゥヘブン」など。
❇️イ・ドンフィ(キム・サンスン、元2班の噛みつき男、狂犬):「(映画)エクストリームジョブ」、「グリッチ」など。
❇️チェ・ウソン(チョ・ギョンファン、元お米屋、脳筋男):初見。「サイコだけど大丈夫(未見)」、「メランコリア(未見)」、「先輩、その口紅塗らないで(未見)」など。
❇️ユン・ヒョンス(ソ・ホジョン、父親の反対を押し切って刑事になった1班の頭脳派):「ラケット少年団」、「ワンダフルデイズ」など。
❇️ソ・ウンス(イ・へジュ、書店店主、ヨンハンの妻):「ドクターキムサブ1」、「社長をスマホから救い出せ」など。
❇️チェ・ドクムン(捜査1班長):「ドクター弁護士」、「ムービング」、「ヴィンチェンツォ」など。
▶️チョン・スビン(婦人警官になった女子学生):「代理リベンジ」、「アイランド」など。
▶️コ・サンホ(科捜研):「ドクターキムサブ2〜3」など。
▶️キム・ミンジェ(元軍人の新署長):「熱血司祭(未見)」、「刑事ロク」など。
▶️オ・ヨン(元署長)
▶️チャ・ミギョン(お餅屋のお婆さん):「ラケット少年団」のお婆さん!!どこかで観たなぁと思ったら。


チェドクムン演じる班長が襲われて死んでしまうのかとヒヤヒヤした。
主演のイジェフンが班長になるのがこの元班長が死んでしまうからなのかと心配したけど😆

色んな事件を解決していく痛快感と4人の刑事たちのバランスがいい。
イジェフンの方がイドンフィより年下やろ?と思って調べたら、実年齢でも1つ年上というwwイドンフィが老けてるのかイジェフンが若いのか🤣イドンフィ演じるサンスンが「兄貴」と呼ぶのに最初は違和感があったけど実年齢でも上なら当然か笑


なんせ、鐘南署の署長たちがクソすぎる。
「ながいものに巻かれろ」的な媚び売りと悪事の数々。
そこさえ我慢すれば痛快な刑事ドラマなんだけど。
最後の10話で署長になる人がいい人なのでこれからが楽しみになる気もする。「太陽にほえろ」の石原裕次郎的な?笑

現代のパク・ヨンハンがお爺さんで孫がイ・ジェフン。ところがこのお爺さんのヨンハンを演じたのは1971年〜1989年まで「捜査班長」でパク・ヨンハンを演じていた「チェ・ブラム」という。
そのあたりが粋だなぁと感じる。


9話から10話にかけて駆け足だなぁと思ったら全10話だった…
続編があればいいのになぁ。
結構サクッと観れて面白かった😊

(2024/4/20〜5/23)
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