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志村けんとドリフの大爆笑物語のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.6
2020年3月29日、新型コロナウイルス感染症による肺炎で死去した志村けんの半生を描いた物語で、1968年にボーヤとしてザ・ドリフターズに携わって以来、正式メンバーとして活動した1970年代から1990年代までの想像を絶する過酷なスケジュールや、人気の裏に隠された挫折や苦悩などを描く。
志村康徳(山田裕貴)というお笑い好きな青年は、当時大人気のザ・ドリフターズのリーダーいかりや長介(遠藤憲一)に弟子入り志願する。
ドリフターズのボーヤ(付け人)から加藤茶(勝地涼)を兄弟子に、お笑いのイロハを教わりながら、お笑いの道を駆け上がる志村けんの秘話。
「顔や体の動きで笑いを取るノウハウ」などドリフターズのコントの根源にある「コントは体張ってナンボ!」を、様々なコントで学び、「東村山音頭」「早口言葉」でブレイクし、「ヒゲダンス」などで子供の心を掴み、「ドリフの大爆笑」では周りの人の観察でリアリティーの基盤を確立したコントでスターになるまでの苦労が、山田裕貴や勝地涼や遠藤憲一などの演技派俳優が往年の爆笑コントを完全再現したコントの数々と共に描かれているので、見ていてスカッとするヒューマンコメディドラマ。
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