パーソナルスペースひろし

恋せぬふたりのパーソナルスペースひろしのレビュー・感想・評価

恋せぬふたり(2022年製作のドラマ)
3.4
2話まで
う〜ん、見ててつらいなあ
二項対立が過ぎるというか…
「世間とはそういうもの」が一辺倒なのよ
「普通の幸せ」を信じてる人たちの描かれ方が画一的すぎる
その人たちの中にも「そういう人もいる」「そういう人もいる」がたくさんあるはずなんだけど。一枚岩のように描くことしかできないのか?
モヤモヤをわかりやすくしてるのはわかるんだけど、かえってモヤモヤしてしまう

3話
カズくんきつすぎない?
あれは完全にハラスメントだと思うんですけど。アロマアセクの人に対してだからでなくても。
もっと穏やかな人を配置してほしかったな
「良い人なんだけどそれでもどうしても価値観が違ってしまう」が見たかった
カズくんは完全に嫌われ役
次回予告でも、俺も一緒に住むとか言ってて…ドラマが進むべきはそっちじゃないと思うのですが……

4話
案の定進んでほしくない方向に進みましたね……現実離れしすぎてて……アロマアセクの人がこれを見たらどう思うだろうか……
登場人物みんなキャラクターしかないな。その人その人のポリシーが見えてこない
咲子が仕事の企画で悩んでたくだり、もっと深く長くやってほしかったな〜どういうプレゼンにしたか見たかったな〜クリスマスがよくわかんないとかバレンタインがよくわかんないとかは思ってる人結構いるんじゃないかな……?
アロマアセクの人がこのドラマのプロデューサーだったらなあ……全然違っただろうなあ
この感じ見る限りプロデューサーは当事者じゃないだろうからなあ

5話6話
………お?立て直してきたぞ……?

全部見た
後半立て直してそれなりにオチがついて終わりましたが、アロマアセクのドラマでの取り上げ方としてはベストではなかったような………
そしてベターよりベストを目指すっていうのが私にはわからなかった。二兎を追って二兎とも諦めないならわかるんですけど。でもそれはベストとは限らないだろうし。一兎も追わないのがベストかもしれないし。その一瞬ではベストかもしれないけど次の瞬間にはベストではなくなっているかもしれないし。
そもそも人生において何がベストかなんてわかるはずがないと思う。ベター選びを続けてたら時間切れで死ぬのが人生ではないですか?

高橋一生はやっぱやべえ

当事者の人の意見が聞きたいと思ってたらたまたまこちらを見つけたので読みました。
https://cinemandrake.com/koisenuhutari#toc10
恥ずかしながら知らない言葉がたくさん出てきて一回では飲み込めなかったのですが、肝に銘じなければならなそうなことがたくさん書かれていたので、それらの言葉について調べつつ、何回も読んでこのドラマはじゃあどうすればよかったのかまで考えられたら………考えたい………いや、考えます。
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読んで考えました。プロデューサーが必ずしも当事者である必要はなくて、記事に出てくるようにレプリゼンテーションの専門家も監修に入ってれば違ったんでしょうね。でもそういう専門家チームは日本にはまだ存在しないらしい。
でもその"専門家"が入ればOKということでもないんですよね。脚本家やプロデューサーと対立することもあるだろうし。レプリゼンテーションだからキャスティングとかキャラクター造形とかも関わってくるわけで。企画の段階からいてもらわないと後々面倒なことになったりして………そのスタッフ陣の苦悩を描くドラマができてしまいそうだな笑