全4話と少なかったので、一気観。何か最近よく冤罪もののドラマを観てる気がするな。
殺人罪で死刑判決を受けた鏑木が移送中に逃走したことから始まる今作。名前を変え場所を変えながら逃走し続ける鏑木の目的は何なのか、っていうところよりも、鏑木という人間の人となりの方に比重が置かれてたなと思った。
身近に脱獄中の殺人犯がいるかもしれないという疑念と恐怖。でもそれ以上に、短いながらも関わったことで感じた鏑木は冤罪かもという思い。
その狭間で揺れ動いた人々が結局どちらを選び取ったかでも、鏑木の人生は変わったかもしれないなと思った。先入観を振り切って、自分が触れた鏑木だけをみる。それは自分自身を信じることでもあると思うと、なかなか難しい決断だなと思った。
そうそう結局、判決に影響する重要な証拠は、警察が握り潰したってことでいいのかなぁ。まぁ自供が得られたから良かったけども。