mityさんの映画レビュー・感想・評価

mity

mity

映画(319)
ドラマ(139)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

百花(2022年製作の映画)

3.5

認知症となり、徐々に現実と記憶が混濁していく百合子の姿に、映画『ファーザー』のアンソニーの姿が重なった。居ない人を追いかけたり、過去の1シーンを繰り返したり、百合子自身説明出来ないその行動を周囲が分か>>続きを読む

犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.5

夫婦喧嘩は犬も食わない、をもじったような独特なタイトルからして面白そうだなぁと思っていたけれど、いやぁ旦那デスノートに書き込む妻たちの言葉センスは抜群だし、なかなか面白かった~。

中でも一番笑ったの
>>続きを読む

LOVE LIFE(2022年製作の映画)

3.5

タイトルが入った瞬間、ドキッとした。

敬太が好きなオセロには、表も裏もない。表裏一体のその石は、簡単にひっくり返り、白にも黒にもなる。訪れた悲劇を機に露になったそれぞれの二面性は、誰の中にもあるだろ
>>続きを読む

彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

3.5

あらすじのないこの映画の何をどう言葉にすれば良いのか難しいけれど、私にとっては息の詰まるような映画だった。

苛立ちがクラリスを突き動かしたかのように、ある朝、家を出たクラリス。クラリスに何が起こった
>>続きを読む

靴ひものロンド(2020年製作の映画)

3.5

崩壊からの再生、とこの映画を説明している文章を見かけたけれど、私には、壊れた家族が音を立てて崩れる様を描いた映画にしかみえなかった。

いやーめちゃくちゃな夫婦だったなと思う。

浮気を伝えて、それで
>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

『男か女かはどっちでもいい』
好きなものを好きでいる事に性別は関係ない。好きに勝るものなしだよと、最初から言ってくれているようだった。

ミー坊の目がずーっとキラキラしているのが、凄く印象的だった。ち
>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.5

原田眞人監督らしい映画だなと思った。娯楽作品なのに、集中力が必要とされる感じ。ところどころ台詞が聞き取りづらかったから、脳内補完しながら頑張って観たよ。とはいえ、兼高と室岡が組織内でのしあがっていく話>>続きを読む

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.5

炊きたての白米の香りが漂ってくるようだった。しゃもじ片手に今か今かと待って、鳴った瞬間に炊飯器の蓋を開け、肺いっぱいにお米の香りを吸い込むーーはぁ幸せ🍀って私が言ってしまいそうだった(笑)

訳ありな
>>続きを読む

異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.5

何か···冒頭から不思議だったな。
TVから流れるのはバイキングのネタなのに、お婆さんが取るのは黒電話の受話器。令和4年の話なのに、所々そこはかとなく漂う昭和の雰囲気に、これはいつの時代の話なんだろう
>>続きを読む

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.0

前作が非常に面白かったので、この続編は楽しみだった!その期待に応えてくれるんだから、凄い。

信に足りないものが浮き彫りとなった蛇甘平原の戦い。縛虎申が信に与えた言葉も、しょう公と呉慶という真逆の将軍
>>続きを読む

プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.5

じんわりと心に染み入る映画だった。死を目前にした時、ずっと心に刺さっていた小さな棘をどうにかしたくなる···その心境は、想像出来るなぁと思った。でもそれは同時に、身勝手な思いでもあると思う。

余命僅
>>続きを読む

L.A.コールドケース(2018年製作の映画)

3.5

1996年、HIP-HOP界のスター“2パック”が射殺され、その翌年、同じくHIP-HOP界のスター“ノトーリアス・B.I.G.”が射殺された。···まず、この事件も登場人物も知らなかった私にとっては>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.0

ちゃんと子どもたちが主役になっている、素朴なとても良い映画だった。子どもたちから見えない部分は余白を持たせるに留まっていて、余計なエピソードが何もなかったから、もうどっぷり浸れた。

久ちゃんと竹ちゃ
>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

前作を観てから観に行って良かったと心底思った。クレジットの字体も同じだったんじゃないかな~、観たばかりの私も、同じオープニングだ!ってドキドキしたぐらいだから、当時観た人にとってはもっと胸熱だったんじ>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

3.5

36年ぶりの続編を急に観てみたくなったので、その為に前作を鑑賞してみた。恋に友情に栄光に挫折に、全部盛りで面白かった~。

「腕は良いが、態度が悪い」マーヴェリック。問題児の烙印を押されてもトップガン
>>続きを読む

島守の塔(2022年製作の映画)

4.0

いつからか、8月になると“終戦”が頭を過るようになった。今年も日本が経験した戦争を観ておこうと、この映画を観てみた。

住民の4人に1人が犠牲となった日本唯一の地上戦、沖縄戦が描かれているこの映画。「
>>続きを読む

アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

3.5

1985年、スウェーデンの俳優ヤン・ジョンソンさんが体験した実話をベースにした本作。

サミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』という不条理劇を、出所を待ち望む囚人たちが公演する。やや皮肉さを感じ
>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

3.5

ド派手な映画は、やっぱり映画館で観るに限る!
ストーリーに目新しさはなくても、充分楽しめた映画だった。

CIAからのスカウトを受け、“シエラ・シックス”というコードネームで工作員となったコートランド
>>続きを読む

魂のまなざし(2020年製作の映画)

3.5

フィンランドの画家、ヘレン・シャルフベックの転機となった出来事を描いた映画。私はこの映画で初めて知ったけれど、2015年には日本で回顧展も開かれていたようで。ただ、ヘレン・シャルフベックを知っていたと>>続きを読む

アウシュヴィッツのチャンピオン(2020年製作の映画)

3.5

映画としては短い90分も、観るのは辛い90分だった。

あのアウシュヴィッツ強制収容所を生き抜いたボクサー、タデウシュ・“テディ”・ピトロシュコスキさんの実話に基づいた映画。スポーツのはずのボクシング
>>続きを読む

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.5

思考力を失うことの恐ろしさを、まざまざと見せつけられた感じがした。

度々、合言葉のように口にする「みんなのため」という言葉。何が「みんなのため」なのか、私にはさっぱりだったけれど、先生の言う「安住の
>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.5

観たい!と思っていた1本。滑り込めて良かった。

医学から心理学へ、そして写真家になるべく大学を辞めたユリヤ。軽やかに移動できるフットワークが軽い人物···ではなく、迷子になっているなというのが、あり
>>続きを読む

戦争と女の顔(2019年製作の映画)

3.5

始まりから終わりまで、ずっとしんどかった。戦争を題材にした映画は辛いものが多いけれど、終戦直後のレニングラードが舞台で、直接的な戦争のシーンがないにも関わらず、もう本当に心が重くなった。

マーシャの
>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.5

圧巻の90分、見事な群像劇だった。

クリスマス前日の夜、レストラン。
仕事でも私生活でも疲れきっているオーナーシェフのアンディ。店に行ったら行ったで、衛生管理検査で評価は下げられるし、遅刻のスタッフ
>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.5

25歳のアラナに声を掛けた15歳のゲイリー。ゲイリーの一目惚れから始まったふたりのフラフラとした付かず離れずな関係に、ちょっとうんざりして、かなり呆れた(笑)

恋人未満のままくっついてみたり、ケンカ
>>続きを読む

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.0

1990年、ソマリア内戦に巻き込まれた韓国大使館と北朝鮮大使館。相容れない両国が共に目指したのは、生存そして脱出。実話というのが信じられないぐらい、生きるか殺されるかの瀬戸際の緊張感溢れる展開の数々に>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

赤ちゃんポストに預けられた赤ん坊を盗み、高く売る。児童売買という犯罪でしかない筈なのに、いつの間にか「赤ちゃんを大切に育ててくれる家族を見つけ」る旅になっていて、同時に彼らがそれぞれ抱えるものや背景も>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.5

エルヴィス・プレスリーという名前は知っているし、劇中でも2曲ぐらい聞いたことのある曲はあったけれど、映像で動くエルヴィス・プレスリーを観たことはなかったかもしれないな、とふと思った。

『奇妙な果実』
>>続きを読む

鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成(2022年製作の映画)

3.5

詰め込んだな~というのが、ありありと伝わってきた。この『最後の錬成』だけでも、2作分ぐらいには分けられたんじゃないかなと思ったから、きっといっぱい端折りながら何とか大事な部分を盛り込んだ感じなんだろう>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

凄く刺さった映画だった。気付いたらぽろぽろと涙が流れていて、こんなにも刺さってきたのは、『生きてるだけで、愛』以来じゃないだろうかと思った。

うららがひとりで密かに楽しんでいたBL漫画の世界。ファミ
>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

3.5

このタイプの邦画は、久しぶりに観た気がする。

恋をしている女性が光って視えるという特異体質の持ち主、西条。前の席に恋をしている女性がいると、光りすぎて映画が観られないという弊害があるのには笑っちゃっ
>>続きを読む

はい、泳げません(2022年製作の映画)

3.5

泳げないわけではないけれど、水中の方がラクだという静香の気持ちは、小鳥遊同様、私も分からなかった。カナヅチではないから、水が怖いという小鳥遊の気持ちも分からなかったけれど。

でも、とても気持ちよく観
>>続きを読む

峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

4.0

大政奉還から始まった本作。倒幕か佐幕か。そのどちらにもつかず、和平を願った河井継之助は、戦乱の世にあっては異端だったのだと思う。でも結局、長岡藩を守るために戦をしなければならなかったというのが···。>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

4.0

聞いたことのあるタイトルだなと思ったら、『十年 Ten Years Japan』の一編だった『PLAN75』を新たに構成したドラマと知って納得した。そして、この映画は観ようと思った。

満75歳から自
>>続きを読む

オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.5

結構地味な映画だった。特に大きな盛り上がりのないまま進む2時間超のドラマで描かれていたのは、権力の腐敗。どこまでいっても腐敗しきってる軍に辟易しつつ、1894年にあった史実はまるで現在のようだった。>>続きを読む

君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

3.5

90歳が路線バスでイギリスを縦断する、なんて結構無謀だと思うし、だからこの映画は創作なんだけど、でも何か実話を基にしたって言われても、納得出来てしまうような映画だったなと思った。

亡くなった妻メアリ
>>続きを読む

>|