Fumie

地獄が呼んでいるのFumieのネタバレレビュー・内容・結末

地獄が呼んでいる(2021年製作のドラマ)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

地獄がどうこうよりも、集団心理、教団、狂信の恐ろしさを描いている。もう既に現世が地獄。
人生に起こる様々なことに何か因果を求める、そうすることで救われる部分がある、その心理を教団が利用していたと。
地獄の使者が何者なのかそれは特に語られることはなく、それはさておき宣告された人間や、試演を傍観、または娯楽として見る人間もいる、罪を犯したから地獄行きを宣告されるということを信じて歪んだ正義を振りかざす矢じりと呼ばれる人々。
SNSから発信される情報でよりその歪んだ正義が強化される人々、観ていて恐怖だった。

刑事と娘は後半3話には登場しなかったけどもう出ないのかな。
まさか全6話で前後半あるとは思わなかった。よくまとめたなあ。

赤ちゃんはどうなるの、流石に赤ちゃんの燃えるところは見たくないな、なんて思っていたら両親に守られて生き残るという。
なんてこと...何にせよきつい。
そしてあれは完全にキリスト誕生だった。周囲の人間が見守る中誕生してしまった。
さあ今後どうするどうなる?!ていう気持ちが盛り上がってしまった。

教団の衣装、あの作業服みたいなのがちょっとオウム真理教を思い出した。あんな色合いじゃなかったかしら。参照してたりするのかな。

そして最後は展示されていた女性が復活してびっくり。シーズン2へ続いても良いし、このまま終わっても良いのかなとも思ったり。
続ける気満々とは思わなかった。
ナウシカみたいに序章で終わらせるパターンもあるし。でもまあやるよね、やってほしい、絶対見る。
Fumie

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