サラミ山カルパス

地獄が呼んでいるのサラミ山カルパスのネタバレレビュー・内容・結末

地獄が呼んでいる(2021年製作のドラマ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

前半(第1〜3話)と後半(第4〜6話)で主要人物がほとんど入れ替わることもあって一貫した面白さではなかったかな(前半の方が好き)。告知のタイミングが20年前〜30秒前までと幅広すぎる仕事が雑なデスタムーアみたいな天使に対象者以外も地獄送りにする仕事が雑なマウンテンゴリラみたいな使者というステレオタイプに囚われないビジュアルは安っぽいけど新鮮だった。『イカゲーム』『地獄が呼んでいる』『今、私たちの学校は…』とここ半年間で配信されたダークなネトフリ韓国ドラマを観てみたけど、その中では本作が一番考えさせられるような作品だった。神のメッセージとされるものを勝手に解釈して権力拡大や非人道的行為の大義名分として利用するのまんまイスラーム過激派だし「宗教と人間の在り方」への問題提起に感じた。告知と罪人であるかどうかが無関係なので神の存在を否定しているとも言えるし、神の無慈悲さを描いているとも言えるし、最終話のラストシーンからして今度はパク・ジョンジャがイエス・キリストみたいに神の子として崇められる展開にもなりそうだなあと。てかまた続編かよ!1シーズンで完結してもええんやで!

山姥メイク矢じりの配信マジでストレスフル。

ダークなネトフリ韓国ドラマシリーズはここからまた少し遡って『Sweet Home』と『キングダム』を観ようと思う(ゾンビばっかやんけ)。
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