このレビューはネタバレを含みます
ずっと大号泣だった。
この時代はみんな自由に生きられない悲しみを抱えて生きていたということを忠実に再現していると思う。
イ・サンがどれだけドキムを愛しているとしても、王としての務めを優先せざるを得ない場面が沢山あって、そうなることを見越していたドキムもイ・サンの側室になることを最後まで望まなかった。例え、イ・サンのことを愛していたとしても、自由ではない生活が付いて回ってしまうから。
最初は成均館スキャンダルのような恋愛やコメディを求めて見始めたから、最終回のあまりの喪失感に呆然としてしまったけど史実だとして見るととてもいい出来だと思う。
イ・サンの恋愛としては幸せな最後かもしれないけど、ドギムとしては残酷な人生で、なんとも言えない感情になった。
最後のあの二人のシーンも、死後の世界じゃないのかもしれない……ドギムは最後まで友を求めていたし、ドギムはきっとあの4人組で仲良く暮らすことを望んでいたから。イ・サンには可哀想だけど、現世でイ・サンの望み通りになった分、天国ではドギムの好きなように生きて欲しい。