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赤い袖先(原題)のteteのレビュー・感想・評価

赤い袖先(原題)(2021年製作のドラマ)
4.0
韓国時代劇にかかせない陰謀ドロドロや血生臭いシーンはほぼなく、イサンとドギムの恋愛、歴史的背景をよく表した爽やかな作品。

映像や衣装が綺麗で見ていてワクワクした。
二人の離れ、とても素敵な場所なのだけれど、恋慕でも使われてたのが、気になったけど、、

普通に楽しめたし、一気に見たけど、
どっぷり感情移入して、心が揺さぶられて号泣するとかはなかったかなあ。

一途に愛を伝える王を拒み続ける宮女ドギム。
好きだからこそ、完全に心を許してしまうのが怖い。
自由のない身、完全に受け身になるしかない宮女ゆえに、絶対的権力者の王の愛だけを信じて生きる程辛い人生はないとわかっている賢い人。

なんでも簡単に手に入れられる王が唯一思い通りにならなかったドギム。
簡単に手入れていたらあそこまで執着して恋焦がれなかっただろうなあ、と思いながら見ていた。

ドギムの友人たちが温かく、可愛らしい!
そして、ソ尚宮役の、チャンヘジン大好き!

人間らしい権利すら認められなかった朝鮮時代を生きる中ても、きっとあんな風に些細な事で笑ったり、支え合ったりしながら、人は小さな幸せを見つけていたのだろうなあ、と思う。

韓国時代劇、やっぱり好きだー!!
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