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鉄オタ道子、2万キロのろくのレビュー・感想・評価

鉄オタ道子、2万キロ(2022年製作のドラマ)
3.7
毎週楽しく見させていただいたことまず感謝である。

で、自分、映画オタで本オタなんですけど鉄道オタでもあります。といっても車両はそんなに興味ない。どっちかというと誰もいない駅におりたって悦に入るといういわゆる駅オタ。そう、そんな自分にはとっても楽しいドラマでした。

毎回、玉城ティナが「ここ、どこだよ」わかる。わかる。ああ、あの誰もいない駅に降り立つ快感。そしてその後、2時間は列車も何も来ないという快感。いいね、大好き。

全12回のうち、行った駅は第2回の男鹿高原、第3回の奥大井湖上駅、第4回の大川ダム公園、さらには第5回の早戸もおりましたよ。また第6回の箱根塔の沢も大好きな駅。9回の筒石は音が五月蠅かった思い出あるある。11回の川根小山に12回の竹岡駅も。ああ北海道と鹿児島は行ってないなぁ。北海道はニアミスで行ったんだけどそこの駅には降りてないんすよ。

お勧めはやっぱり奥大井湖上駅。井川線で行くんだけど湖のど真ん中に駅があるという謎駅。竹岡駅も駅の周りなにもないけどいいとこですよ。

ちょっと不満はこのラインナップ(鉄はすぐ文句言う)。なぜに「秘境駅キング飯田線」がないんだ。小和田駅はじめとんでもないとこばかりなのに。小和田は一回行ってほんとに不安になったからね。路線では和歌山のみかん電車や三重のナローゲージもやってほしかった。

毎回の駅弁も楽しい。やはり駅弁だよね、鉄と言えば。多少値段が高くたって多少美味しくなくたって気にしないから。1話にでてきたカニ飯はわざわざ長万部の駅で購入したよ。その時はそれほど美味しく感じなかったけどまた食べたいなぁ。

玉城みたいな鉄はいないでしょなんて文句言っちゃダメよ。いいんだ、これドラマだもん。夢と希望が持てるじゃない。監修は牛山隆信。あの秘境駅の本のひと。そして知る人ぞ知る「鉄子の旅」の横見浩彦。いいじゃないか。

ああ、また北海道にいきたい。そして鉄道に乗りたい。自慢は1度関東から北海道、稚内まで鉄道のみで行ったことです。
ろく

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