バンドマンが「こういう瞬間があるから辞められなかった」と言っていて、果たして安定だけを求めた人生に彼の言う輝いた瞬間はあるのかと考えてしまった。世間から見た自分にがっかりしないで済む人生か、自分だから感じることが出来た素敵な瞬間がある人生か、どちらが幸せかなんて分からないけれどきっとどっちでも無いものねだりすることになるからこうじゃないといけないなんて無い。子どもの頃に出会った大人がどれだけみじめでも自分はこんな風になる訳ないって確証も無いのに思えてしまうのだから学生時代って最強だよな。
ごめんと言う方は3文字だけ吐けば気が済むけど、ごめんと言われる方はその3文字を吐かれた時点で相手を無条件に恨める期間が終了するから私はごめんという言葉が余り好きではありません。だから最後に生徒たちが先生に謝らず歌っただけだったのが良かった。先生が忘れていてくれていたから尚良かった。申し訳ないという感情を1番やっつけてくれるのは、怒りでも復讐でも無く相手が罪悪感に苛まれている事柄を忘れていることだから。
流れてた音楽のタイトル全部リスト化して欲しいくらい音楽が良かったです。
