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クリスマスが終わった年末のある夜、社会人二年目・27才の荻野智史(成田凌)は、上司に連れられてスナックに居た。酔っぱらった上司に酒を注ぎ、愛想笑いでその場を乗り切ろうするが、カラオケで流れてきたキリンジの曲「エイリアンズ」が、高校2年の夏の記憶を呼び起こす。その年、27才の若い臨時の英語教師がやって来たが、4ヶ月あまりでいなくなった。彼女であろう赤い下着姿のグラビア写真を、面白半分で教室に晒し、誰も助けようとはしなった。その時、先生が流した曲が「エイリアンズ」だった……。
前田ゆか(伊藤沙莉)、28才。アイドルを夢みて上京するが、現実は甘くはなかった。オーディションは書類選考で落ち続け、面接までたどり着いても上手く笑うことすらできない……。そんなとき、偶然にも同級生・荻野(成田凌)とバイト先が同じになり、なし崩し的に同棲生活を続けていた。役者になる夢を追いかけている彼が好きだった。けれど、あるひと言が原因でアパートを飛び出し、気づくと故郷の駅に立っていた。その駅に降りたのは10年ちょっとぶり。小学校から高校まで一緒だった幼なじみのみきを訪ねると、結婚して2児の母になっていた。
片桐晃(藤原季節)、24才。小説家になりたいのに賞に応募することもなく過ごしていた3年前のある日、図書館でひとりの女性と出会った。サンドイッチを片手に小説を読む姿に一目惚れだった。何となく生きている日々を何とかしたくて、初めて自分の気持ちを言葉にした──「俺、いつか芥川賞取るんで、付き合ってくれませんか?」。
中澤悠斗(上杉柊平)にとって、27才は特別な年齢だった。高校2年のとき、臨時で来ていた英語教師の言葉と、その時流れていたエイリアンズがガツンと心に響いて、同級生3人で始めたバンドで武道館2Daysを目指すことを決めた。高校卒業後の10年間、27才まで真剣にバンドをやろう、明るい未来を信じて真っ直ぐ走り出したはず──だったが‥‥。
望月かおり(田中麗奈)は、勤め先のビルの屋上から飛び降りようとしていた。以前は英語教師として働いていたが、27才の時、赤い下着姿のグラビア写真を生徒に晒されてしまい、街を離れ、今は東京で派遣として受け付けの仕事に就いていた。契約が切れる直前に、同じ会社に務める恋人は、若い受付の女に乗り換えた。この世界から消えてしまおう……そう思って夜の屋上へやって来て、飛び降りようとしたその時、「あれ、なんて星座でしたっけ?」と背後から声が聞こえる。その男は、売れっ子の小説家だった……。
島田まさみ(前田敦子)の27才の誕生日は信じられないニュースから始まった。その日は、人気アイドルの八木今日子の復帰ライブの予定だったが、彼女は事故で還らぬ人になってしまった。八木今日子のモノマネ歌手として活動してきた島田にとって、八木今日子は生きる意味であり、生活のすべてだった。そんな彼女がこの世から去ってしまった……。高校の女性教師に大人への恨みをぶつけてしまったこと、卒業後にバイト先の店長と不倫して駆け落ちしたこと、過去を振り返りながら、自分の存在意義を信じてある場所へ向かった……。
27才でバンドを辞めた中澤悠斗(上杉柊平)は父親のラーメン店を継ぎ、子供も生まれ、新しい人生を歩んでいた。父親の味を守ってやってきたが、店の向かいに真新しいラーメン屋ができ、客足は如実に減った。このままでいいのか……そんなある日、「サイダーあります?」と言って、ギャル風の女の子がやって来た。サラリーマンが食べていたチャーシュー麺を見て、彼女も同じものを注文する。27才の誕生日だからチャーシューをおまけしてほしいと言い、「安心する味」だと美味しそうに麺をすする音が店内に響いていた。
小説家になる夢を27才で諦め小さな出版社で働く片桐(藤原季節)は、そこで出会った女性と今日結婚式を挙げる。参列者には、荻野智史(成田凌)、前田ゆか(伊藤沙莉)、中澤悠斗(上杉柊平)、島田まさみ(前田敦子)、あの日教室にいた同級生たちの姿もある。みんな27才を経験して31才になっていた。夢を諦めた者、まだ追いかけている者、それぞれが自分の人生と向きあっていた。そんな彼らの前に、思いがけない人が現れる。
エイリアンズいいよね〜27才で夢追ってる同級生こんなに沢山いるだけ凄すぎよ笑このドラマとはあんま関係ないけど27才になる年、自分は27クラブを意識してたな〜SUPER BEAVERの27が好…
27歳という誰もが今後の将来を考える年齢の物語だから、深かった。あと数年後かあ。27歳怖いなあ。どんなキャリアを築いていこう。夢を追い求めるべきか、諦めたほうがいいのか。27歳になった頃にもう1…
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