ミート

ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~ シーズン1のミートのレビュー・感想・評価

4.0
トム・クルーズ版は二作とも鑑賞済みで、アマゾンプライムビデオのオリジナル作品ということで鑑賞。

映画版は色恋になびかず、格闘でも「絶対に」負けないリーチャーが描かれており、文句なく面白いのだが、原作の設定が「身長2m」近いということもあり、「知ってしまった者としての違和感」があって、個人的にはトム・クルーズ以外の俳優での続編が観たかったので単純に嬉しい。

とにかく息をつかせない展開であり、あっという間に8話を観終わってしまう。エピソード1とうたわれていることからも2作目の構想はあるに違いない。続きを早く観たい。

敢えて気になったことを書かせてもらうと、小さい町で次々に起こる事件に巻き込まれていくリーチャーは、いわば「生かしておくと面倒」な存在なわけで、最終話で事件のカギとなる人物を探しに行かせるという設定が「巨悪には有り得ない脇の甘さ」と言わざるを得ない。

良かった点は「恋愛もするよ」的な人間臭いリーチャーが描かれていたこと。相手役の女優さんが可愛いし、強くて最高。

ハーバード大学卒であるエリートの黒人警官が「相棒」としての良い味を見せるが、ERのベントン先生のような強烈な存在感には程遠く、役者を選ぶべきではなかったかと思ってしまう。

昔の部下という設定でメチャクチャ強い黒人女子が出てくるが、この設定は最高に良い。





(ここはネタバレ)
不治の病に侵された母親に会うシーンで、尊敬している兄貴が最後の最後に出てくるのだが、涙がこぼれる。

この面白い作品がアマプラで鑑賞できるなんて、本当に幸せ。

お奨め。
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