鬼泣斎

人生最高の贈り物 ~ようこそ、サムグァンハウスへ~の鬼泣斎のレビュー・感想・評価

3.0
「オッケー、グァン姉妹」と相似形のドラマなんだけれど(そう思ったでしょ?)、ミステリ的な要素が乏しくて、ゴタゴタもボヤ程度であっさり鎮火してしまう中途半端感。パク・ピロンさんもファン・ナロさんも期待ほどブラックな暗躍を見せず、ジェームスさんに至っては完全にベビーフェイス。なもんで、カタルシスが全くなくほのぼのほのぼの。まあ今回も、「グッシやグッシやグッシや、ベリベリぐっしや」というトロットのフレーズは覚えた、ってくらいかなあ。
そういえば、「サムグァンハウス」も「グァン姉妹」も同じく「グァン」が入っているなあ…。「삼광」は「三・光」か?「グァン」は「光」?韓国の人はそのように認識を暗黙に共有してるのかなあ。であれば2つのドラマの共通項がわかるような気はする。
それから、チン・ギジュが破顔するシーンがほとんどなかったのは残念。笑うと彼女の目が無くなって、目が「ヘ」の字になるのが好きなんだけどね。実は翳を抱えた侍女役だった「麗」の時の彼女が、だからとても良かったんだ。
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