babaちゃん

悪の心を読む者たちのbabaちゃんのレビュー・感想・評価

悪の心を読む者たち(2022年製作のドラマ)
4.5
アクションのない静かな刑事ドラマ。
1990年後半韓国初のプロファイラー
刑事ハヨンの苦悩が描かれる。
警察署内で旧世代との確執。
分析チームが実績を上げ存在を得られるまで。

犯人らは精神を病んでいるね。
犯人役が皆うまくてゾッとする。
父の虐待で育った犯人たち家父長制の弊害。

自己顕示欲の犯人から自供を引き出す
おぞましい証言の数々を聴き
繊細ゆえに被害者の苦しみ無念を感じるハヨン。
犯人を分析しのめり込み過ぎる。
おのれに悪魔はないのかという葛藤。
揺るぎのない上司が素晴らしい。

犯人逮捕は被害者遺族の大きな慰めだ。
そのことで乗り越えられるハヨン。
苦難を経て強靭な精神が宿る。
地道な捜査をする警察官へのリスペクトが感じられたドラマ。


プロファイラーもだが精神科医やカウンセラーに思う
他者から負の話を聴きアドバイスなりなんなり
精神の健康をどう維持するのかと…
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