このレビューはネタバレを含みます
いいものを見たな、という余韻がずっとある。
苗字がキムでありミンチェがイジンを見ても「パパだ」とならない時点でヒドとイジンが一緒にならない未来は分かっていて、でもそういう形の愛(未来を共にしない)を選んだ二人は決してバッドエンドではなくグッドエンドだなと感じた。
悔しさも悲しさも寂しさも喜びも笑顔も出会いも別れも全ての過程が美しく愛おしくて、温度感がとても心地のよい作品でした。満足度がすごい。
EP7の飲食店でのシーン、まるで自分のしんどかった時期を慰められているようでヒドと一緒に泣いてしまった…
この作品の持つ言葉の温かさがすごく良いし、ヒドとイジンが互いの存在に支えられ慰められたようにこの作品自体がどこかの誰かの慰めになっているんだろうな。
最終話を迎えて理解できる飾らないタイトルもいいし、『初恋の人の名前は?』の回答がナ・ヒドなのも青春の痕として粋なラストシーンだった。
あと相変わらずスタジオドラゴンの音楽周り好き。
ナムジュヒョク、微笑みながら少しお顔を傾けるあの仕草ほんとずるい…