みひな

二十五、二十一のみひなのネタバレレビュー・内容・結末

二十五、二十一(2022年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

私の人生では得られなかった青春の一部始終を見せてもらいおすそ分けしてもらえた作品。
数ヶ月前に見終わっていたけど、完走後暫くはどうしようもない喪失感におそわれてOSTを聞くだけで泣き、オフショットを見るだけで泣き、という生活だった。大切な作品なので丁寧にレビューが書きたくてやっと、今更、書き始めてみる。

個人的には中盤あたり?で少したるんだ印象にあって、そのあたりは少しだけ見るのが億劫だった。でも視聴後にはこの中だるみはこの作品で必要な部分だということがわかる。
2人の付き合う前の期間の関係性が本当に素敵で、恋愛関係になって欲しいという気持ちと「虹」という2人だけの、恋愛とは違った終わりのない素敵な関係性のままでいて欲しい気持ちがせめぎ合っていた記憶、、笑

はじめはお互いに励まし励まされ相手の存在が自分の原動力となり活力となり癒しとなる、そんな関係だったのに、最後にはお互いが重荷になってしまい励ましの言葉も受け取ることができないくらいになってしまうというなんとも切なく、けれど現実的な関係の変化が本当に寂しかった。本当に。

最後のシーン、初恋の人は?→ナヒド という秘密のパスワードに感情大揺さぶられ。笑
イジンはヒドの前に何人か彼女がいたのにも関わらず"初恋"はヒドに捧げたという自覚があり、揺るぎない事実であるという証明 これを秘密のパスワードというあの数秒で表現していることに脱帽……

完走後1週間は病むし心に穴が空いた気分で何をしていてもダメ。思い出しては泣いてしまう。それでも、この作品に出会えて本当に良かったと心から思う。軽い気持ちで2周目はできない。いつかまた出会えたらいいな。私の人生に青春のおすそ分けをしてくれてありがとう。だいすきです。
みひな

みひな