なすりさ

二十五、二十一のなすりさのネタバレレビュー・内容・結末

二十五、二十一(2022年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ナムジュヒョク推しとして顔面目当てで視聴始めたものの、今期配信の1番の大好きなドラマになった…!
まぶしくてもそうだけど、レトロな時代のファッションと髪型にナムジュヒョクがハマりすぎてて終始かっこよかった。
そしてナヒドを演じるキムテリさんのすごさよ…ググって30代と知った時の衝撃たるや。ナヒドの無邪気さや天真爛漫さが画面からきらきら漏れ出てた。

物語のテーマはとにかく10代20代の青春物語。
経済危機など社会的な背景などに翻弄されながらも全力で青春する若者の話を、ナヒドの娘が当時のナヒドの日記から回想するという演出でストーリーが展開していく。
現代と昔を行ったり来たりしながら話が進むので、結局ナヒドとペクイジン結ばれるの?娘はペクイジンとの子?といろいろ勘ぐりながら見てしまう。
最終回前にキャスターになったペクイジンからのナヒドへのインタビューシーンで衝撃の結婚おめでとうございますに心がザワザワしすぎて、ひたすらハッピーエンドの考察を調べて心を落ち着かせたものの、結果嫌な予感的中でペクイジンとナヒドお別れしてたという。泣いた。
現実的な着地ではあったけど、期待してただけに泣いた。ギリギリまでどんでん返しあるか!?と気持ちを捨てずにいたが撃沈。(結局ミンチェのおとん誰…2521って名前のアトリエはさすがに初恋引きずりすぎでしょ、熟年離婚からの熟年結婚もあるか!?など消化不良な点は多々)

最終話の嫌な別れ方をしたあとに、ペクイジンもナヒドもこのまま別れたくないとバス停のところで落ち合うところはまーじで泣いた。お互いに好きだけど、タイミングだったり環境がそうさせないことってあるよなあと。美しすぎるシーンだった…

他の好きなシーンは関係性の名前をどうするかで虹じゃなくて愛だよシーンと、雪の日にナヒドがこういう愛はだめなのとすがってペクイジンがミッチゲッタするシーン。あーでもプチ修学旅行の海でイヤホン半々にするやつもよかったなあ。終始全力青春って感じでキラキラしてた…大事なシーンにトンネルがよく出てくるのも印象的だったなあ…

このドラマで描かれた愛や友情に一生懸命な青春は人生の中でも時間にするととても短いもので一瞬。でもその一瞬があるからこそ人生は輝くし、娘にもそんな青春を味わってほしいというのは本当にその通りだなあと。
もうこんな青春を経験できる年でもないし、こんな眩しい青春は経験してなくても、10代から20代にかけての思い出はとてもかけがえのないものだしとっても大切な宝物だなとノスタルジックな気持ちにもなった。
なすりさ

なすりさ