ミヤサン

二十五、二十一のミヤサンのレビュー・感想・評価

二十五、二十一(2022年製作のドラマ)
4.3
とても良い、愛の話だった。
イジンからヒドへの愛、ヒドからイジンへの愛、ヒドとユリムの愛、どれも美しくて眩しくて、ずっと見ていたかった。

序盤〜中盤のイジンとヒドの関係がとても大好きだった。友達でも恋人でもないけれど、お互いの痛みを知ってただ寄り添う。楽しい気持ちを共有する。傷つけば全力で心配する。一方の存在のおかげで、より良い選択をしようと思える、そんな関係。

わたしはイジンとヒドの関係が恋愛になったら嫌だなあと思っていたんだけど、ふたりはどんな愛も経験するべきだったししてよかったんだ。たとえ別れなければいけなくなっても。

とはいえ個人的には、ふたりの関係が虹だったときが一番幸せだったなあ見ていて。
あと2話目の水飲み場のシーンが本当に素晴らしくて…あんな眩しいもの、久々に見た気がするわ。

スポーツをしている、などの個人の一部分がテレビだったりで報道される人たちに対しての、私たちの身勝手さ・想像力のなさは身につまされるものがある。
どうしてそういう行動をしたか、そういう選択をしたかは報道だけでは分からない。
このつらさは私達にしかわからない、とライバルながらお互いを理解し大切にしていたヒドとユリムの試合シーンも眩しかった。

個人的にはスンワンの生き方に共感しまくった。
人生はつまらないし、いくら賢くてもどうにもならないルールが世の中にはある。
暴力教師に屈しなかったスンワンかっこよかった。

好きなシーンがたくさんあって語り尽くせない。
推しの歌うOSTもとても良かったです。
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