まだこんな新たな感情にさせられるドラマがあるとは…。
1990年後半を中心に懐かしい色調で表現され、ノスタルジックで感情の隙間に沁み入る感覚が素晴らしい。
現実的な時代背景や世界情勢に沿って進むストーリーが観出すと止めることができない。ずっと映画を観ているような映像も最高にエモーショナル。
ナヒドが好き過ぎてたまらない。うるさいのにうるさく感じない。ドタバタ感が純粋で愛おしくてたまらない…
ナムジュヒョクは「スタートアップ」や「麗」で見ていたが、(失礼ながら)特に印象に残るほどカッコいいなという感覚が無かったのだけど、このドラマでは違った。ものすごくカッコいい。
もちろん彼の持つ優しい雰囲気と醸し出される哀愁みたいな表情がこのドラマにマッチしていたのもある。
でもそれ以上に、ナヒドの目に映る、ナヒドの全身で感じているペクイジンという存在を、ナヒドを通じて受け取ることで、ペクイジンが愛おしくカッコよく感じるんじゃないかな。
そう考えるとナヒド演じるキムテリという俳優さんってタダモノじゃない。
最後は少し寂しさが残るけど、将来的な「結婚」という現実的な日常に繋げないからこそ、彼らにとって永久にキラキラと生き続ける唯一無二の存在(虹)になるのかな。
そんな儚い切なさも含めて、このドラマの持ち味が好き。