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二十五、二十一のnemunemunekoのネタバレレビュー・内容・結末

二十五、二十一(2022年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

時代に振り回され続け、それでも確かな選択をし続けた若者たちの青春物語。
フェンシングという馴染みのないスポーツがメインだけど分かりづらさはあまりなくて、スポーツに打ち込む高校生の青春と恋愛、そして不況に振り回されながら大人になっていく若者の物語だった。
途中途中ヒドとイジンが今は一緒にいないことが明示されて、少しずつ別れへの心の準備をさせてくれるんだけど、やっぱり別れのシーンは泣いてしまった。
時代が違えば、スマホがあってテレビ通話が普通であれば、違ったのかもしれない。
でも不便ながらも一生懸命スポーツと友情と恋愛を駆け抜けたヒドがたまらなく魅力的でした。
なぜか個人的にはスンワンの退学のところが1番泣けた。
次はバス停でのヒドとイジンの本当の別れ。
しゃくるように泣くキムテリちゃん、本当に役に入り込んでるのが分かるナムジョヒョクの真っ赤な目、両者共に素晴らしい演技でずるい。
コユリムは途中まで信じられないくらい性格悪いけど、とにかくボナちゃんの顔が良すぎて気にならないです。
ヒドはだれと結婚したのか、イジンはその後どうなったのか、全ての答えを提示しない作りも良かった。
爽やかな切なさをさっぱりと残してくれるドラマでした。
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