伊藤野枝…
彼女の事は著書で知ってはいたが、ドラマを観て私が感じていた人物像と少し変わった。
(もっと嫌みな女性像をイメージしていた)
NHK 作品としては、よくぞこの題材を描いてくれたとの思いと、全体的にきれいな仕上がりになり過ぎた感は否めない。
軍や憲兵に当時2人がぶつけた思想はあまりにも理想過ぎて天晴れとしか言えない。
関東大震災後の9月16日
甘粕事件と後に称された伊藤野枝、大杉栄、橘宗一(6才)3人を殺害した甘粕正彦
3人の最期は著書で知ってはいたが映像にされるとかなりキツい。
惨殺隠蔽のため井戸に遺棄された遺体は、その後引き上げられたが3人とも肋骨が何本も折れていたそうだ。
1976年8月、事件の53年後当時3人の遺体解剖をした医師の自宅から死因鑑定書が遺品の中から発見されたのだが、その内容には言葉を失った。
3人が数人の憲兵にどれだけの残虐行為を受けて死に至ったか…絶句
