ドクバリ

グリッチ -青い閃光の記憶-のドクバリのレビュー・感想・評価

グリッチ -青い閃光の記憶-(2022年製作のドラマ)
3.7
面白かった。

失踪した彼氏を探すっていう大筋のストーリーの中で、カルト宗教が出てきたり、宇宙人うんぬんのオカルト話が入ってきたりしながら、視聴者に宇宙人の存在を臭わせつつも、カルトとオカルトの境目を行ったり来たりする物語の構成がとても面白かった。
(カルト教団の教義やチップの件は分かりづらい部分があったし、猫の名前が何故G-DRAGONてゆーかジヨン?ってのは謎だったけれども、、)

どうしてもこういうUFO系の作品を見ると「Xファイル」を思い出すし、カルト系+子供時代の話が出ると「20世紀少年」を連想するよね。


主人公ジヒョが中学時代に体験したある出来事が物語のキモになっていて、そのあたりの回想だったりが割とインサートされる。
で、その時に仲違いしてしまった友達ボラと再会するところから話が展開していくんだけれど、この2人の友情が修復されていく過程が、実は一番面白いところだったりする。
てゆーかこのジヒョとボラを演じたチョン・ヨビンとナナがすごく良かった、ってだけかも知れないけど。

このナナって方はお初だったんだけど、AFTERSCHOOLってグループの人らしい。
役柄的な部分だけれど、服とか小さいタトゥーがなんか良かった。
もちろん普通にかわいいし、アイドルなのに普通に演技が上手いのがスゲーなぁ、日本のアイドル枠とは違うなぁ、と毎度のことながら思う。

あと、イ・ドンフィとリュ・ギョンスも出ててなんかキャスト的には豪華だったかも。


「ストレンジャーシングス」っぽい劇伴も作風に合ってたし、ノイズっぽいのが入ったタイトルの出かたもかっこよかった。

本筋とは関係なく、8話のカプ大尉が大暴れするシーンが1番好きだったりして。
ドクバリ

ドクバリ