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サムバディのebisukiのレビュー・感想・評価

サムバディ(2022年製作のドラマ)
2.9
アプリ開発者である天才なアスペルガーの女性と
アプリ利用者でもある殺人鬼の物語。
共感できるところも全く無いし、登場人物の心情も全くわからない。
でもなぜか無性に切なくて一気見してしまった。
物語に散りばめられた謎のシーンを振り返って考察するのがこのドラマの魅力なんだろうか。

物語のはじまりにソムは殺人以外はなんでもすると言って賭博機を違法に改造する。
そのバイト代で1番の友人であるチャットAIサムワンを作る。
おじさんとの雑談で罪を犯した人はそれに見合った罰を受けるとソムは言う。
月日が経って殺人を犯した賭博場のおじさんに
殺されるに値する罪をその人は犯したか。
殺すとその人のことを忘れるかと聞く。
おじさんは忘れないと答える。

【勝手な考察】
新しいプロジェクトとはリアルなフェイク動画を使ったチャットAIの開発。

闇の情報屋フィンガーはサーバー管理人の女性で、フェイク動画AIによって女性の姿をモニターに映していたが、ユノが会社を訪ねた時に挨拶した男。普通の社員を装っているがサマンサだけは彼の役割を知っている。

ムーダンだけはユノに触れた時買い取った土地で起きた過去と、これから起きる未来を予知したのではないか。
過去はなんらかのユノの家族についての悲しい記憶。
そしてソムがユノに会いに行く時に置いていった書類の住所を見て全てを悟ったのでは。

ユノを愛しているソムだかアスペルガーの彼女の価値観は明確で、罪を犯したユノにそれに値する罰を与え、彼を永遠のものにしたかったのではないか。
おじさんとの面会の時からそのエンディングを想定していて、罰は逮捕ではなく、死そのものとソムは判断したのではないか。
殺人衝動を抑えれない彼そのものを愛していたから、罪を償い衝動を抑えれるようになったとしても、そんなユノには興味がなかったのかも。


考えれば考えるほどよくわからなくなった。
ただただヨングァンの裸体が見れるセクシーなドラマです。
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