きみどり

ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男のきみどりのレビュー・感想・評価

4.0
“I’m gonna make him an offer he can’t refuse. “

わたしこの台詞があまりに好きで鍋敷きに刺繍したことがあるんですよ(てへ)。


『ゴッドファーザー』製作秘話という、ファンサービスドラマ。今年で公開50周年なんですね(^^)
フィクションの味付けもかなりしてあるので、そこは引き算しながら鑑賞したものの、やっぱり「映画をつくるお話」って本当に!面白い!スキ!!!!!

テレビ番組と映画数本の実績しかなかった新人プロデューサーが、低予算に耐える手腕を買われて抜擢され、数々の(ていうかトラブル多すぎて笑う)困難を乗り越えて映画史に残る大傑作を生み出す。
主人公だけじゃない周囲の人たちも素晴らしく、秀逸な群像劇だった。『ゴッドファーザー』がまさにそうだもんな…。
ドラマ内の展開を映画に呼応させる演出も良い。
みんな大好きなトリビア満載。

プロデューサーのアル・ラディは『ミリオンダラー・ベイビー』で2度目の作品賞を受賞している。
フィクションに人生をたびたび救われている人間としては、彼に足を向けては寝られんな、と思いましたです。
90歳でご存命だそうです。

あと、有能な秘書の女性(ジュノー・テンプルが良い…)が、エージェントとして映画界で成功したという後日談には胸熱。彼女、とても頑張っていたので報われて嬉しかった。
きみどり

きみどり