きみどりさんの映画レビュー・感想・評価

きみどり

きみどり

モンスターズ/地球外生命体(2010年製作の映画)

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クリーチャーの姿かたちが、我が家で夜な夜なプレーしている「地球防衛軍6」のタコ🐙(名前はクルール。なんか美味しそう)にそっくりなんですが…。

と、いうのはどうでも良いとして、モンスターパニックものを
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ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)

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ニック・ロビンソンで爆笑できるという話を聞いて鑑賞。

…なにがあったんや、ニック・ロビンソン。時代劇の衣装が致命的に似合わない。棒立ちのお手本か。そして例のセリフに大爆笑だった。

かつてジェシカ・
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

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「どういう意味なん?」「なんでこんなことするん?」と数分おきに質問してくる家人(比喩表現が伝わりにくい理系)と鑑賞したため、いっこうに集中できなかったが、二度三度観たくなる作品ではない。

映画に分か
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オットーという男(2022年製作の映画)

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北欧のオリジナル作品は未見。

トム・ハンクスがおじいさんになったねえ。トヨタ車に乗り換えたら親友を絶交する世界線w

それよりなにより! 彼の住まう街、あれって”gated community”
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.0

〜細けえこたあいいんだよ、面白いから!〜

まあまあまあ犬の可愛いこと。主演のおじさんの実の愛犬なんだとか。敵のナチス役の俳優さんに懐きすぎて、逃げるシーンを撮るのに難渋したとか聞いたら、全犬好きの点
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市子(2023年製作の映画)

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「日本の福祉のレベルは高いか否か」という話になったとき、「わりに手厚いが、困ってる方から頑張ってアクセスしないと手に入らない」に落ち着いた。
頼るにも金と人並みの学と体力が必要なわけで、それじゃ本気で
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炎の少女チャーリー(2022年製作の映画)

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〜全猫好きがキレた〜

なんか相当ダメらしいという噂を聞いた上での鑑賞だったので、期待値のハードルは3歳児がまたげるほどに低かった…のに…。なにがどうしてこうなった。だいたい原作はキング初期の傑作の一
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

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レビューを読む限り、この映画に対する男女の温度差って、あるね。一部の男性にとってはどうやらツイフェミ映画に思えてしまうんかなあ。

分かるけど。分かるけど、会社員時代に似たような状況(ここまで酷くはな
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悪なき殺人(2019年製作の映画)

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「脚本:バカリズム」て言われたら信じる勢いw
それにしたって偶然に頼りすぎ。統計学的にどうなんよ…と言いつつ完走。

鑑賞後に原題を確認した。 Only the animals 、なるほど🧐 
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.5

アキ・カウリスマキみたいな「ボーイ・ミーツ・ガール」、画角も似てるし…ってまさにカウリスマキが影響受けてるんですね(無知💦)そしてこの作品も『天はすべて許し給う』へのオマージュだそうで、オリジナルを辿>>続きを読む

ブリーダー(1999年製作の映画)

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若マッツを愛でるべく鑑賞。VHS📼が天井までぎっしりつめ込まれたレンタルビデオ店に郷愁が…。

マッツを筆頭に、後期青年期を後ろ倒しにしている男たちが、タランティーノばりにダラダラと映画の話ばかりする
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ロ・ギワン(2024年製作の映画)

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脱北者、難民、人種差別、裏稼業、安楽死…からのラブストーリーって要素パンパンにつまって、いったい何の話を観たんだか、しまいに分からなくなってしまった。尺ももう30分短くていい。

ソン・ジュンギとチェ
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ある男(2022年製作の映画)

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〜ミイラ取りがミイラになる…んじゃなくて、元からミイラだったことに気づくお話(長い)〜

本邦には『ゼロの焦点』という、このジャンルにおける古典の名作があるので、あんまり期待しすぎないように斜にかまえ
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愛人 ラマン/恋人・ラマン(1992年製作の映画)

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名作再訪。

仏領インドシナで困窮生活を送る、フランス人一家。長兄のみ溺愛する母との関係に苦しむ15歳の少女が、倍以上歳の離れた華僑の青年と愛人関係になり…という、まあまあ『エマニエル夫人』的に消費さ
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

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前人未到のマラソンスイムに挑戦したときのダイアナ・ナイアドよりずっと若いけど、わたしゃもう立って息してるだけで精一杯なものでねぇぇ。なんでわざわざクラゲ🪼だらけの大海原で泳がにゃならんの…。
なんて言
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

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まさかの「実家寒い🥶映画」だった。ウィンザー城そんなに寒いんか…冷え性にはきついな…(そういうお話ではない)。

顔も知らない世界中の人から愛されても、いちばん身近な人から気にかけてもらえないのは辛い
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めまい 窓越しの想い(2019年製作の映画)

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〜「可哀想な母」の愚痴のゴミ箱にされている、すべての娘たちへ〜


ヒロインのソヨンは不安定な契約社員の身で、恋人との関係も不安だらけ、そこへ夜な夜な母親からお金を無心し泣き言を並べる電話がかかってく
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アップグレード:どん底女子の幸せ探し(2024年製作の映画)

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『プラダを着た悪魔』の二番煎じ的な底辺女子の下剋上ストーリーなんだが、結局は嘘と色恋で成り上がった感が否めないので、んー😐となっちゃうんよね…。

実力よりもコネと要領がものを言うらしい、アート界の胡
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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な、な、な、長かった…! 

配信だったら迷わず途中でやめたと思うので劇場に行って正解。面白いレビューを書いて下さったフォロイーさん達よ、ありがとう。

↓ 以下、どうでも良いパーソナルなお気持ち情報
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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やあやあ、面白かった。
作り手のパワーがすごいのはもちろんだが、観てるこっちも、良い意味でけっこうエネルギー消耗する。
これ、規模の大きな美術館をしっかり観て回ったあとの疲労感に近い。

構造と展開が
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パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

4.0

二十代のころからずーっとこの人の映画観てきてるのに、アルドモバルかアルモドバルか、毎回確認してからでないと自信もって書けない…。

アルモドバルのぶれない母親賛美が好きだ。良い意味でからっと乾いている
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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

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冒頭の列車のシーン、客車の中に犬やら羊やら同乗してるのがそりゃもう楽しかった😆

19世紀末のイギリス🇬🇧、特に上流階級では、猫は犬よりも数段格下の動物と見なされていたらしい。「猫なんか飼ってんの?マ
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白頭山大噴火(2019年製作の映画)

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かなり大☆味な映画でした。

90年代のハリウッド大作映画みたいな展開。配役は超豪華。
笑えばいいのか、眉間にシワ寄せたらいいのか判断に困るわー。いくらフィクションでも韓国軍がポンコツ過ぎであった。
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ジェサベル(2014年製作の映画)

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凶々しい存在が、VHSで呪いやらメッセージを送ってくるお話。『リング』がホラー界隈に遺した偉大な(?)足跡を感じられる一作。
ミステリ要素もあって謎解きも楽しめる。もちろん解けなかったけど😆

サラ・
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雪山の絆(2023年製作の映画)

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過去にいくつも伝記やルポルタージュが書かれ、映像作品が作られてきた、「ウルグアイ空軍機571便遭難事故」の映画。

この遭難事故はどうしても人肉食のことばかり取り沙汰されてきたので、72日間の過酷なサ
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ラストサマー(1997年製作の映画)

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名作再訪。

いかにも90年代後半らしい、B級映画の快作。
脚本のケヴィン・ウィリアムソンをググったところ、『スクリーム』『ドーソンズ・クリーク』『ヴァンパイア・ダイアリーズ』『鬼教師ミセス・ティング
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

4.0

オム・テファ監督ってオム・テグのお兄さんなんだね! 新年初びっくり。

*****

事前情報ゼロで臨んだたため、大災害に見舞われた極寒世界でのサバイバルものという、今観るにはキツい設定にうろたえてし
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ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

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名作再訪。

ウディ・アレンの作品って、落語みたいだ。出てくる人がたいてい駄目で情けなくって、傍目にはこの人たち一体どうするつもりなんかしらと気を揉んでるうちに、ストンと収まるところへ落ち着く。うまく
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ユンヒへ(2019年製作の映画)

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最近はやりの母娘の桎梏ものをまたも(苦笑)引き当てたかと一瞬身構えたけれど、良い意味で違っていた。

ただ…、ユンヒの諦めた進学や耐えた結婚という背景を考えると、普通ならあの娘には母親からそこそこ圧が
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終わらない週末(2023年製作の映画)

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どうやらNetflix恒例になりつつあるらしい、ゆく年くる年世界の終わりMovie🎞️

バラク・オバマが「2023年の映画ベスト3」にこれを選んでいた…ていうか、プロデューサーにオバマ夫妻が参加して
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.5

エメラルド・フェネル監督のブリティッシュ🇬🇧意地悪&配色センスが大好き+いろいろ無事に納まって心穏やかな12/30なので、点数激甘です。

ジェイコブ・エロルディとバリー・コーガンの身長差が大き過ぎて
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

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とても楽しく鑑賞したのだけど、そもそもあんな視界不良の雪道をチェーン履かずに脇見運転してたお父さん、もうちょっと用心してくれてれば娘を遺して死なずにすんだのに…🥲(発想が小姑)

『ゲットアウト』のヒ
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.0

わはは、楽しかったー!
すごく久しぶりに、映画館で観ておけば…と思った作品。

お話は王道中の王道なので、目新しさは何もない。はずなんだけど、展開がクラシックであればあるほど、キャラクター設定と俳優の
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ほつれる(2023年製作の映画)

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目を逸らしたら秒で顔つきを忘れてそうなくらい薄い田村健太郎の存在感がいちばん重かった。むしろ染谷将太のことをあっという間に忘れちゃったよね…。
たぶん麦ちゃんにとっては、恋人は彼でなくても良かったんじ
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白いリボン(2009年製作の映画)

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「もう二度と観ない名作」の一本。
…のはずだったが、佐々涼子の『ボーダー 移民と難民』(入管に関するノンフィクション)を読んでしまい、自分と自分の住まう国に対する嫌悪感がどうにもこうにもおさまらぬ。と
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WOLF ウルフ(2021年製作の映画)

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自分が人間ではない他の動物(犬やリスや鳥)であると自認する「種同一性障害」の若者たちを収容して治療する矯正施設が舞台のお話。雰囲気がヨルゴス・ランティモスの『ロブスター』に似てるなあ…と思いながら観た>>続きを読む

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