きみどりさんの映画レビュー・感想・評価

きみどり

きみどり

映画(460)
ドラマ(29)

ブラック・スキャンダル(2015年製作の映画)

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メインキャスト三人や準主役たちももちろんのこと、ピーター・サースガード、デヴィッド・ハーパー、コリー・ストールなどなど脇役に至るまで俺得オブザ俺得な俳優をこれでもかと揃えておいて、テーマはマフィアのビ>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

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むかーしむかし『オリーブ』という伝説的な女性誌がありました。「オリーブ少女」という言葉が生まれるほど絶大な人気を誇ったのですが、あのコミューンの衣装や食事や調度品が、『オリーブ』の好む世界観…だったと>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

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フランシスのような人ってけっこういるが、若さが原因でああなんじゃなくって、大人になってもそのままであることが多い。むしろ美点も欠点も研ぎ澄まされていく。いやとくに欠点が。

というか、ああいう人物に対
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

2.5

映像にこだわりすぎる名匠はときどきハズす(例:『ダンケルク』)。

男子ウケは良いと思います。なんせレディースデイだったのに、女性客はなんとわたし一人であとはソロ男ばかり(しかも全員メガネでチェックの
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シークレット・ルーム/アイ'ム ホーム 覗く男(2016年製作の映画)

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家族への責任という圧に耐えかねて家出した挙句ホームレスになってしまう男性はけっこう多いと聞く。こんな風にちょっと家出の真似事をしてみたら本格的に帰れなくなるというオジサン像は、案外リアルなのかもしれん>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

やたら靴にこだわるあたりもしやタイカ・ワイティティはトリュフォーの系譜に連なる足フェチ男なのか、にしてもあの朱美の靴は可愛いな、ああいうデザインのが前から欲しかったんだ…という雑念(映画観ながら献立考>>続きを読む

世界は今日から君のもの(2017年製作の映画)

1.0

門脇麦ゆえに最後まで見通したけど、ミソジニー君とインセル君の「僕たちはこんな女子がスキ!」といった風情の気持ち悪さ満艦飾の映画だった。オエー。

2020年になってもまだ女の子はこんな目に遭わにゃなら
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The Little Stranger(原題)(2018年製作の映画)

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Amazonプライム発掘良品。

なんでもいいからホラーが観たくて適当に再生してみたら、ドーナル・グリーソンにウィル・ポールターにシャーロット・ランプリングって一体なんなのこの豪勢な顔ぶれは。
しかも
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

1.0

48作品完走したので恐る恐る劇場へ。

渥美清をスクリーンで観られる(五億点)ことを差し引いても同時代パートがガッカリ(マイナス十億点)すぎ。
桑田佳祐の歌唱はエンドクレジットだったら間違いなく席を蹴
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

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『女神の見えざる手』と役柄や物語運びが似ている。
ジェシカ・チャスティンはアルトのキャンディボイスというか、可愛い声音で歯切れ良く喋るので早口の長広舌が耳に心地よい。
クールでクレバーな雰囲気の人なん
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ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

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こんな夢を見た。

殺風景な駅の待合のような場所である。そこに白い髪をした顔の長い西洋人が、小さな猿と差し向かいで座っている。この猿が、格好は慥かに猿だが爺さんのような口元をしていて人の言葉を自在に喋
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ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡(2017年製作の映画)

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!CAUTION! 虫が苦手な人は観ちゃダメ、絶対。

子どものころ、親が貧しい生活の中からサマースクールのキャンプに行かせてくれたのに「お金払って不便な生活をするなんて馬鹿げとるわ!」と怒り狂って帰
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

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故やなせたかし先生はスカーレット・オハラがドキンちゃんのモデルだと公言なさっていた。っちゅうのを先日某所で読みまして、思わず30年ぶりに再鑑賞してしまいました。

なお、しょくぱんまんはアシュリー、レ
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

少年のハートをもつ男たちの「努力、友情、そして勝利!」のジャンプ的展開…と思わせといて、実のところは組織で生きていく大人のビターにもほどがある物語だった。

レースの場面の臨場感は素晴らしいのひとこと
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のみとり侍(2018年製作の映画)

2.5

設定そこそこ展開もたもた。
誰ぞリメイクしてたもれ。

あっちゃん何してもけっこう上手い。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

2020/02/10
㊗️アカデミー賞! こんな日が来るとは夢にも思わなかった。監督のスピーチ泣けた。キム・ゴウンがSNSにお祝い投稿してて、さらに泣けた。

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おかわりしたらなに
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

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「仕事が忙しい」を理由に機嫌が悪くなる面倒な亭主の話(違います)。

チャゼルはもういいと言ってみたものの、Amazonプライムで配信されていたのでつい魔が差して観てしまいました。
犬と小鳥がわいわい
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

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いま『男はつらいよ』マラソン中なんですが、半世紀足らずで倫理観や社会的な行動規範が激変していて唖然としています。日本なんだけど日本じゃない世界。

なにが言いたいかと申しますと。数百年も前の王族という
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.0

ローマ教皇は世界9億人のカトリック信者(≒臣民)を統べる国家元首だ。バチカン銀行にはカトリック世界の後ろ暗い資産が集まってくる。
だからローマ教皇は宗教的というよりもむしろ政治権力のキナ臭さをまとう存
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ウンギョ 青い蜜(2012年製作の映画)

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ジャケ写ミスリード作品。

このしどけない制服姿、床にベタ座り、その上「青い蜜」なんてサブタイトルつけちゃって、AVそのものじゃんか!(プンスカ)

中身はエロ要素強めの谷崎潤一郎だった。老いと若さの
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ロスト・シティZ 失われた黄金都市(2016年製作の映画)

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ジャケ写ミスリード作品。

『インディ・ジョーンズ』や『ハムナプトラ』なワクワク楽しい冒険活劇と思いきや、イギリスの階級社会の桎梏、ブリカス感全開の探検家稼業の後ろ暗さなど、なかなか重い物語だった。
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

5.0

つい先日、エスカレーターで見かけた若い夫婦が抱っこしていた赤ちゃんのほっぺに両側からチューしてて、わたしはそのときちょうど真後ろに立っていたのだけど、あんまり美しい光景なので泣いてしまった(更年期で涙>>続きを読む

スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

5.0

遥か銀河の彼方まで広げ過ぎた大風呂敷を力技で畳んだJJ・エイブラムス。彼の仕事は映画作家というよりは、大企業の雇われ社長に近い(すごい褒めてる)。

ご都合主義だとか大味だとかなんとか色々言われるだろ
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

2.5

うちの父は昔からまとまりがない長話をする傾向があるのですが、70過ぎてそれが指数関数的に加速し(←これ言ってみたかっただけな)もう聞いてられないのでほぼ右から左へと流すのだけど、まさかスコセッシの映画>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

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非現実的なストーリーでありながらも、お父さんと夫に対するイラつきが我が身に現実感ありすぎて本気でピリピリ(苦笑)。
世の男性陣はなぜああも、妻の話が聞けないのだろうか。ジョーダン・ピールは男性監督なの
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

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キューブリックの『シャイニング』を原作者スティーブン・キングが嫌っているのは有名な話。作家が削られたくなかったであろう肝の部分をやり直した感のあるいわば『シャイニング2.0』だった。

そのぶん『ドク
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アースクエイクバード(2019年製作の映画)

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リドリー・スコットの『ブラック・レイン』の面影がちらちら。なにせ劇中でアリシア・ヴィキャンデルが日本語の勉強でこの映画を教材に使っている。舞台は1989年の日本、そして『ブラック・レイン』の公開年でも>>続きを読む

ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

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普通の子どもの反抗期でもかなり手を焼くのに、これじゃあもうとても大変ですよねーというお話。

ヒーローってそんないいもんじゃないぜ?な良作佳作が出揃いつつある今まさに旬な一作品でした。

ウェア 破滅(2013年製作の映画)

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独りよがりな正義感を振りかざす自称「人権派弁護士」のせいでしっちゃかめっちゃかになるという、現実味ありまくるホラーであった。わたしはポリコレ棒を振り回す輩が大嫌いだ。

ゴア描写は手加減なし、なかなか
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アウトロー・キング ~スコットランドの英雄~(2018年製作の映画)

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『キング』でシャラメが演じたヘンリー5世の時代を遡ること約100年前、イングランドから独立をもぎとったスコットランド王ロバート一世(ありがとうWikipedia)の歴史フィクション。

ド派手な見せ場
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無伴奏(2016年製作の映画)

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団塊世代の男性が昔語りすると、なぜか100%近い割合で学生運動に参加したことになっている。わたしはこれを団塊七不思議と呼んでいる。そんな不思議な現象を映画にしたような感じ(はて)。

画面の色合いとか
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ベロニカとの記憶(2015年製作の映画)

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自分仕様に美化された元カノとの思い出に浸るおっさんの気色の悪いことと言ったら、もう…。

そして彼を取り巻く女たちの、美しく強かであることよ。

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