きみどりさんの映画レビュー・感想・評価

きみどり

きみどり

ハンガー(1983年製作の映画)

4.0

『マーヴェリック』PRでU-NEXTがおすすめしてきた「トニー・スコット特集」の一本。
いやーもー、なかなかに当たりの異色作でした。

これが長編デビュー作で、当時は低評価だったそうです。
そりゃトニ
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噂の二人(1961年製作の映画)

4.0

ウィリアム・ワイラーと言ったら『ローマの休日』のイメージしかなかったけれど、こんな普遍的でシリアスな作品を残していたのですね…。

寄宿女学校を経営する女性教師二人が、生徒たちの付いた心無い嘘とそれを
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プレッシャー(2015年製作の映画)

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マシュー・グードはホラー顔なのでそっちのジャンルに分類されちゃったのかしら。ホラーじゃなくて、潜水艦パニックものでした。

「この人が出てくると嬉しくて顔が笑ってしまう」俳優ダントツ一位(なお同点首位
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リトル・オデッサ(1994年製作の映画)

4.5

名作再訪。

リアルタイムで観た記憶があって、そのときにもいたく感動したらしい覚え書きが残っているのです。でも、30年近く経って改めて鑑賞すると、昔の自分はなんも分かってなかったなと。

ブルックリン
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

地理もの、忘れたい過去の抹消、親子の逃避行…って、まんま『砂の器』でありました。

男と女(2016年製作の映画)

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コン・ユとチョン・ドヨンのルックありきの不倫ドラマ。序盤にかけて男性がグイグイ行く感じがそこそこストーカー行為なので、けっこう怖い。コン・ユだから許す。いや、でもやっぱし怖い。
もしかしてここからサイ
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レディ・マクベス(2016年製作の映画)

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フローレンス・ピューについて、つねづね「ちょっと過大評価しすぎでは?」なんて思っていた過去の私を鯨尺(なぜに尺貫法)で打ち据えてやりたい。ごめんなさい私が馬鹿でした。
彼女は偉大な俳優です!

彼女の
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ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

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ジャケ写&邦題&惹句のミスリードが酷すぎやしませんか案件。

かねてより、配給会社の人間はちゃんと映画観てないんでは?と疑っていますが、その疑惑がいっそう高まりました。

それぞれに事情を抱えた人びと
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ポンペイ(2014年製作の映画)

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ポンペイ展行ってきた!

ミュージアムショップでひときわ目を引いたのが「炭化したパン」グッズ。炭化したパンのクッションからマグネットから、指輪まであった。あやうくクッション買うとこだった(買ったのは「
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

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観た者をエモい記憶に誘うジュブナイルストーリー。
90年代のあのタイプのカルチャーに特別の思い入れのないような人間でさえ、郷愁をかき立てられてしまう佳作でした。

ルーカス・ヘッジスは本当になんでもで
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.0

ジャケ写&惹句ミスリード。
想像していたようなキワモノ映画では、まったくなかった。

仔羊を屠る冒頭のシーンがまず象徴的。ハンターは夫とその親にしてみれば大人しく可愛い家畜みたいなもので、あの立派なお
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ガス燈(1944年製作の映画)

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いったいいつになったらヒッチコックのカメオ出演がくるんかなー?と思って最後まで観てから、彼の作品でないと知りました。
…そこら辺のバイアスは置いといても、面白かったです。
イングリッド・バーグマンがバ
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ベイブ(1995年製作の映画)

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この時期、山沿いの道でうり坊を連れた母猪によく会う。うり坊たち、背中が縞々でめちゃ可愛い。
夜中に里(ていうか住宅地)まで降りてきて、プギャプギャプギャプギャ鳴きながら近所をうろついている。子どもの声
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エクソシスト(1973年製作の映画)

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単純作業時になんとなく流す旧作という枠があって、これはその一本。

しかし久しぶりに観ますとですね、頭部の血管造影するのに首の血管から針を刺してブッシャーと血が噴き出るシーンがいちばん怖かったですヒィ
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美しき結婚(1981年製作の映画)

4.5

名作再訪。

仕事も男もどん詰まりな女子が、結婚で一発逆転を狙ったら…。
ってこれドラマに漫画に掃いて捨てるほどあるネタですが、元祖フレンチ意地悪おじさんが料理すると、若い娘にビタイチ容赦ないお話にな
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

-

なんか地味可愛い女子学生役のゾーイ・ドウィッチのママがリー・トンプソンと判明したのが、本作におけるハイライトでした。

ところであの可愛い駄犬はどうなったん!?

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

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タランティーノやロドリゲスや日本の漫画・アニメを浴びて育った世代が、遂に世に出る時代になったのね…としみじみしちゃったわYO!

あー面白かった。ヒロイン二人が可愛いかったなあ。

ダニエル・ラドクリ
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グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル(2016年製作の映画)

4.5

関係者へのインタビュー画面が、『マミー』で観客の心を撃ち抜いた1:1の画角であることに気づいて嬉しくなってるところへ、ギャスパー・ウリエルが出てきて涙腺決壊しました。
そうだった。『たかが世界の終わり
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エレファント・ソング(2014年製作の映画)

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ジャケ写にドランが出演を熱望とあるけれど、ほぼ当て書きなのでは?と思うくらい、ドランのための役だった。

関係者に事情を聴いていくうちに、少しずつ事の真相が見えて来る手のミステリ作品でした。

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

4.0

柄本佑が「えっ?」とともに見せる、現実を飲み込むまでにかなり時間がかかっているであろう表情が素晴らしい。
褒めどころは他多数。
黒木華については言うだけ野暮ってもんよね…。

あとあの可愛い編集者の千
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人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

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「笑うな」と言われたって、恋心と性欲に溺れてのたうち回る松ケンの姿を見て、共感性羞恥とともに笑わずにはいられない。
相手の懐に入ったと錯覚した途端、相手の女性にじわっと所有欲を醸し出してくるところも素
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かしこい狗は、吠えずに笑う(2013年製作の映画)

-

アオハル系百合映画かと思いきや、意外な展開でした。炬燵の中でペディキュア塗るシークエンスでドキドキしちゃったのに…。

お鍋を囲む場面で、卓上コンロの火力を誰も弱めない演出も良い。もうずーっとスープが
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はちどり(2018年製作の映画)

4.0

思春期女子のためのフェミニズム映画。

舞台が1994年というと、ちょうど『82年生まれ、キム・ジヨン』とほぼ同世代。ジヨンが思春期を過ごした時期は、こんな感じだったんよね…。
ウニの母親が兄弟を優先
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ペリカン文書(1993年製作の映画)

4.5

名作再訪。

二十歳そこそこの自分は傑作だと思ってたけど、果たして時の洗礼を受けて生き残るタイプなのか、ちょっと不安に思いつつ鑑賞。

…いやこれ、あと20年もしたら堂々たるクラシックになるやつじゃな
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ブラインド・デート(1987年製作の映画)

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旧作再訪。

『こちらブルームーン探偵社』で大人気のテレビ俳優だったブルース・ウィリスの、メジャー映画初期作品。んま!若いわ!

あえて「テレビ俳優」っていうのはなんでかっていうと、当時はテレビと映画
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

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今回は猫チャンですニッコリ。

なんというか、家長として家族を守るための暴力が称揚される文化ってキツいですね。息子にあんな言われる筋合いないわな。

ってとこ以外は文句なし!
楽しかったです。

インベージョン(2007年製作の映画)

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ニコマン&ダニクレ&ジェフリー・ライトが同じ画面におさまっているのを観ておおお…と感慨深かったです。

ウィルスの感染経路が顔面嘔吐というのは、しかしどうなんよ…。おえー。

ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

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カレーをスパイスから作ることよりも、調理に3時間もかけることに問題があるんだ! と、カレー粉にスパイスをあれこれ調合し、おやつに羊羹を手作りする夫が言うております(カレーの場面で私が爆笑しちまったのよ>>続きを読む

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

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前作のビーカー&スポイトの件を忘れられず、お爺さんを心から応援できなかった。
…んだけど、敵方の犬を殺めることができず葛藤するシーンに至って、やはり赦しは必要だとかなんとか、こっちまで葛藤してしまった
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観察者(2021年製作の映画)

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嬉し恥ずかし(←昭和の語彙)の同棲生活を始めた若いカップルは、向かいの建物のとある一室が丸見えなことに気づく。単純な好奇心から始まった覗き見が、やがて取り返しのつかないことに…。

ほうほう、ヒッチコ
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ブラック・クラブ(2022年製作の映画)

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極東の島国でボンヤリ暮らしている民草には、ヨーロッパの地政学リスクの深刻さがまったく理解できてなかったな…とつくづく感じる日々ですが、この映画の舞台はまさしくその近く。
それだけに一層、今起きているこ
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運命のイタズラ(2022年製作の映画)

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チャーリー・マクダウェルが新婚ホヤホヤ(昭和の語彙では?)の妻リリー・コリンズをヒロインに据えたスリラー映画。
ただでさえ美しいリリーが夫フィルタでますます美しく撮られていました。

富豪の別荘に空き
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

4.0

スマホサイズの縦長に切り取られた画角、流れていく道路、唐突にぶっこんでくる英語のポップスの選曲センス、かしまし過ぎる女性たち、トラブルメイカーなママン。すべてがやっぱりドランでした。

ドランが過去作
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

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ミステリ小説は三回目まで犯人を忘れて楽しめる、エコなクリスティーファンことわたくし、『ナイルに死す』も当然きれいさっぱり忘れていました。

ところでポアロといったらやはりデヴィッド・スーシェの刷り込み
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トワイライト〜初恋〜(2008年製作の映画)

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名作…迷作?再訪。
『ザ・バットマン』観に行く気になりつつあるので予習復習のため。

公開時、吸血鬼と狼男のどっちが好みかで友人と異論反論オブジェクションになったのを思い出す。私もまだ若かったのね…(
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