シーズン1も好きだったけど、引き続き面白かった。
コミカルさ、内容の濃さともに、とても良かった!
成功報酬を得るために勝つことにとにかく拘るコミカド。
裁判は勝ち負けではなく、全員の幸せを追及する羽生。
その間で揺れ、正義とは何なのか、自分なりに答えを見つけ出そうとするマユズミ。
正義ってなんだろう、って考えさせられた。
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最終回、殺人容疑をかけられた安藤貴和(小雪)の最高裁での取り下げ後の裁判。
羽生は、死刑には反対。だけれど、真犯人である娘を救おうとして、過去の罪もあるのだからと、無期懲役に持っていこうとする。
一方コミカドは、あくまで真実を追及し暴くことを選び、娘の話を裁判に持ち出す。そして、女性に自白させるよう誘導尋問をする。
結果、娘は学校で孤立してしまう。
女性にも、どうせ殺そうとした娘なんだろ、などと無慈悲な言葉を投げかける。
羽生のやり方なら、きっと娘は救えた。
だけど、本当は何もしていない安藤貴和は救えない。
真実を知りながら、自分の正しさを疑わずに突き進む危うさがある。
コミカドは、あくまで真実を明らかにする点では冷静で正しい判断だと思うが、公開されている裁判の場で娘のことを話してしまうなど、デリカシーには欠ける。
最終的にマユズミが考えた最善策は、新しい真実を作り、どちらも救うこと。
冤罪から貴和を守り、かつ、幼い娘も守った。