重版出来!のOmakeのレビュー・感想・評価

週刊マンガ誌を出版している編集部に配属された新人の女性を中心に、ものを作ること、表現することと、商売として成り立たせることの狭間を描く群像劇。

編集者、漫画家、書店員、それぞれにスポットを当てて、毎回話を紡いでいく。

主人公の「小熊」の成長物語でもあり、登場人物達の葛藤の物語でもある。

ともするとうざくなってしまいがちな体育会系女子の健気な一所懸命さを嫌みなく描くことに成功している。柔道の選手であった主人公の真っ直ぐな視線、明るさ、粘り強さを演じている黒木華が素晴らしい。