全8話。
アメリカ制作の韓国ドラマって感じか。
映像がちょっとノスタルジックで、時代検証も日本語もかなり頑張っていたドラマだと思う。
題名の「パチンコ」は、パチンコ屋=在日コリアンの代名詞だから、って感じ?
ところどころ、突っ込めるシーンがありつつも、面白く観られた。
在日韓国・朝鮮人の1世からのことを身近に知っていると、納得できる部分も多いだろう(私は夫が在日3世)。
しかし、いくらクリスチャンと言えども、ノア・ソロモン・モーザス(「猛者主」って当て字はどうよ?!)って名前がクリスチャンネームではなく通名として当時から使っていたのなら、当時の日本では間違いなく酷い虐めの対象だっただろうに、と思った。
8話でまとめるには最後が詰め込み過ぎ。
尻切れトンボな箇所が気になり、9話か10話にして全体をもう少し丁寧に描いてくれてもよかったんじゃないのー?と思ったり。
在米(又は海外で活躍する)日系人俳優を日本人として多く使っているので、メイクやセリフの発音がたまに「ん?」って感じになりつつ。
最終話のラスト、1世のオモニたちの話。
一番心に残ったのは、92歳のオモニが「人に親切にされずに生きてきたから、今も人にはやさしくできない」と言っていたこと。
頑なに過ごしてきた姿勢を、少し悔やむような、それでもその原因は日本人社会にあるんだと訴えるような、小さな恨み節。
みなさん、健康で長生きなさってください。
余談:ソロモン役の役者が、最近、地下鉄等での盗撮で訴えられているのだとか。えー、せっかく大役つかんだのにね。残念な人だ。