様々な事情を抱えながらも許し慰め、人生の価値と向き合う人々。そんな済州島でのコミュニティを通して描かれる群像劇はエピソード毎に主人公を変えながら、けれど誰かが絶望していれば共に悲しみ涙する…思い遣りと愛に溢れた全20話でした。
もう記憶にないほど毎話泣かされた。傑作！
済州島の市場で働く幼馴染やその子供達、漁師や海女さん、行商などの慌ただしくも牧歌的な日常を見つめながら、それぞれの儘ならない人生に焦点を当てていく。
誰かが主役なら誰かは脇役な関わり合いが回を増す毎に島民への愛着、まるで人生を共有している様な没入感に繋がり、堪らなく愛おしくなった。
特にお気に入りは8話、15話、そしてラストの母と息子の物語やけど、どのエピソードも本当に心を揺さぶられたし、映画でも無理でしょ〜な錚々たるキャストが完全に島民としてそこに生きていた。
厳しい現実の中できっと近くにある幸せを求めて懸命に生きる姿、人生を垣間見るようなドラマの濃密さに癒され、元気をもらいました。
イ•ビョンホン、イ•ジョンウン、ハン◦ジミンにチャ•スンウォンら豪華な俳優らの共演はすれ違うだけでもワクワクしたけど、そんなベテランたちにも負けない若手から子役まで、皆んなが主人公！に相応しい世代を超えた調和も素晴らしかった。
中でも撮影時5歳のキ・ソユちゃんの演技には驚かされたし、めっちゃ可愛かった！
今年観た韓国ドラマの中でもトップレベルに好き！
