いつカタストロフが訪れるのだろうとそればかりを期待して我慢しながら見続けたのですが、結局最後までダルダルでした。以前の韓国ホームドラマなら底意地の悪い人物、ただもう頑迷な人物、迷惑なまでにイノセントな人物の少なくとも2人や3人はいて、キリリネリリとさせられたもんですが、このドラマ、みんな物分かりがいい。トラブルも大してこじれないうちに収まっちゃう。端役なんぞそれじゃ美味しくないだろうと。ペ・グリンの演じた元カノとか、横恋慕の局プロデューサーとか、3男をサギった親友とか、たったそれだけで出てきたの？としか。せっかくペ・グリンだったのに…いやあ食い足りない。そう言えば昔は「冬ソナ」のサンヒョク母に代表されるように、母親って愚かしい存在に描かれるのが常でもあったなあ、などとも思った（辛うじて叔母さんちの嫁に片鱗はあったけどどうせ道化役）。ああいうドラマはすっかり見なくなった。
「渡る世間は鬼ばかり」なんて韓国でももう流行らないんだね。
